『黒幕と言われた男』の著者の戯言

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財務省決裁文書書き換え騒動

2018-03-13 13:52:55 | 日記
 
  書き換えだって!(冗談でしょ バカも休み休みいえ!)

書き換えという日常用語を使えばどこでもありがちな穏やかな響きを持つが

彼らのしたことは改竄であり偽造である。エリート集団の中でも最高の

プライドを持っている財務官僚がこんなことをするとは、日本人の倫理観や

法律の想定を超えた著しい逸脱である。誰の指示で誰が手を染めたかが

問題になっているが、私が一番不思議に思うのは、原文の起案をした人が

何故ここまで生々しく総理夫人の言動や籠池氏が接触した鴻池・故鳩山議員ほかの

氏名を書き連ねたのか。官僚の常識としてこの原文はリスクがあることは判りそうな

ものなのに多くの上司が決裁していることである。近畿財務局で作成したとしても

局長まで持ち上がるまでにリスクに気付いた管理職がいなかったのか。

 そのうえで訂正や修正があるなら、起案者がその部分の文字を2本線で消して

そこに訂正印を押すのが常道である。文字の訂正のみですまない場合は修正文を添付して

割り印を押す。それでも覆いきれないから起案書の表紙(決裁印が押印されている)のみ

残して2枚目以降を完全に書き換えた。こんな発想を誰がしたのか。自殺した職員が

「自分の常識が壊されて心身に不調をきたした」と吐露したように良心に悖ることを

無理やり職務として命令されたことを物語る。

 改竄文書はおそらく末端の官僚でなくおそらく課長クラスの官僚が書いたであろう。

このクラスになると政治への影響を敏感に理解できるので、政治的な琴線に

触れることを避けるために、どこをどう消すかに留意した文書が作成できる。

 しかし、彼とても自分の判断・発想では犯罪に加担する恐れのあることに

手を出さない。もっと上層部からの指示であることは間違いない。

あるいはここでこそ最大の忖度がなされたのだ。

 これを民間企業に例えるなら、裏帳簿を作っていながらそれを株主総会の資料として

何食わぬ顔をして提示し、税務署にまで提出している。それが発覚したら消費者から

不買運動も起こるだろうし担当役員のみならずトップの辞任が当然であろう。

 今回財務省が書き換えを認めたのは野党の追及だけではなく、財務省の無様を

見かねた検察が原文のコピーを提出する意思を示したからである。野党も自分たちの

手柄と思いあがってはいけない。これをどこまで真実追及できるかが腕の見せ所。

仮にこれに成功したとしても、安倍の代わりに誰がいるのか。麻生の代わりさえ

見当たらないと言われているのに・・・ましてや政権がひっくり返ることは

これまた実力不足でかつての鳩山や菅・野田氏が示したとおりで信頼できない。

枝野・福山コンビで政権運営ができるだろうか。人物は信用できそうだが手腕は不明。

 国会は国会として調査権を行使して解明してほしい、検察は検察として法的観点から

追及してほしい。政権幹部や官僚から逮捕者があってもやむを得ない。

ただ、中間管理職官僚から自殺者が出ないことを祈るのみ。

 観点は変わるが籠池夫妻は長期にわたって勾留されている。

しかも弁護士以の接見禁止らしい。これも異常である。あれだけ家宅捜査をしたのだから

証拠隠滅もあるまいに、本人が言ううように国策捜査・いやがらせであろう。

籠池氏は意気軒昂だからまだいいが夫人は高齢(中年?)女性の心身を考えると暖房もない

生活はきついだろう。

 逮捕容疑は補助金御詐取であるから今の文書問題とは直接関係のない別事案ではあるが、

財務省がこんな悪質な行政を行っていたことを考えるとご夫妻への対応は一考あって

しかるべきではないか。

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