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ハンニバル

2008-02-03 | 洋画(な・は)
 ハンニバル


  あらすじ 
全米中を震撼させたバッファロー・ビル事件から
10年。ヴァージニアで勤務についていたFBI捜査官
のクラリス・スターリングは、麻薬売人イヴェルダ
をやむなく射殺したことで、マスコミやFBI内部
から厳しい非難を浴びていた。
そんな彼女の窮地に目をつけたのは、大富豪の
メイスン・ヴァージャー。
自分の顔をつぶしたハンニバル・レクター博士を
執念で追跡していた彼は、政界入りを目指す司法省
のポール・クレンドラーを巧みに利用し、クラリスを
レクター狩りの任務につける。

【出演】
アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア
レイ・リオッタ、フランキー・フェイゾン
ジャンカルロ・ジャンニーニ、
フランチェスカ・ネーリ、ヘイゼル・グッドマン




  感想  ※ネタバレ注意

「羊たちの沈黙」から10年、あのハンニバル・
レクター博士が再びスクリーンに戻ってきた。
トマス・ハリスの同名ベストセラーを
「ブレードランナー」「グラディエーター」の
リドリー・スコット監督が映画化。



「クラリス、いまも羊たちの悲鳴が
         聞こえるか教えたまえ。」


話としては非常に面白い内容です、最後のシーンと
豚が出てこなければ(苦笑)。
だからこそジョディー・フォスターのクラリスと
アンソニー・ホプキンスが演じるレクター博士との
やりとりが見たかったです。
ジョディー・フォスターに最初映画の出演を依頼した
らしいですが、ラストのシーンをやりたくなかった
らしく出演は拒否されたようです。

ジュリアン・ムーアも悪くは無いと思いますが、
「羊たちの沈黙」の時のクラリスとはイメージが
違ったように感じてしまいました。

おそらくほとんどの人が、アンソニー・ホプキンスと
ジョディー・フォスターだけは代わりがきかない
配役になっていたと思います。

この映画の中身には、レクター博士とクラリスが
どこか惹かれあっていて、レクター博士は自分と同じ
人間を探していたのでしょう。
恐らく、後で4作品目の「ハンニバル・ライジング」
出てくるレクターの妹とダブってしまうのかは、
後からのこじつけただけかもしれないですが
そんな気がしてならないです。

ただ残念なのは、どうしてもレクター博士とクラリスの
2人の関係を観てほしいのに、ラストのレクター博士の
人間の脳を食べるというカニバリズムの衝撃シーン
ばかりが目立ってしまって、作品をダメにしているように
なりません。
前作の「羊たちの沈黙」が偉大すぎた為に
今作の扱い方は難しかったのかもしれませんね。


【評価】
 (3.5点/5点満点中)


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