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ハンニバル・ライジング

2007-10-14 | 洋画(な・は)
 ハンニバル・ライジング


  あらすじ 

1944年のリトアニア。名門貴族の家系に生まれたハンニバルは
戦争の悲劇により両親を失う。
幼い妹ミーシャを連れて山小屋で生活を始めたハンニバル
だったが、逃亡兵たちがやって来て2人を監禁。
そこでのある出来事を経て孤児院に送られ、成長した
ハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、やがて
             逃亡兵たちへの復しゅうを誓う。

【出演】
ギャスパー・ウリエル 、コン・リー 、リス・エヴァンス
ケヴィン・マクキッド 、スティーヴン・ウォーターズ
リチャード・ブレイク 、ドミニク・ウェスト
チャールズ・マックイグノン 、アーロン・トーマス
ヘレナ・リア・タコヴシュカ 、イヴァン・マレヴィッチ
ゴラン・コスティッチ 、インゲボルガ・ダクネイト




  感想  ※ネタバレ注意

「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」そして
この作品「ハンニバル ライジング」。
作品順で言うと「羊たちの沈黙」から始まった。
「羊たちの沈黙」で登場したレクター博士の少年期から青年期を
この映画「ハンニバル・ライジング」で語っている。

レクター博士は、精神科医にして連続猟奇殺人犯。
殺害した人間の臓器を食べる異常な行為から
「人食いハンニバル」と呼ばれる。
頭も良く、礼儀作法や医術も巧みで、20世紀の映画の中で
最強の悪役だと思いますし、これほどのカリスマ性を持った
キャラクターも中々いません。

でも中々シリーズがたくさんありますが「羊たちの沈黙」を
超える作品は、残念なことに出てこないですね。
この作品もレクター博士の「人食いハンニバル」になるまでの
物語だと聞いて興味はあったので観たんですが
レクター博士の「人食いハンニバル」までに至る経緯は
よくわかるし、切なくて可愛そうです。
戦時中、親を亡くし妹を食われ、普通にはなれないのも
頷けます。
ただ、レクターを犯人だと見ていた刑事との接点を
もっと描いて欲しかったのが残念です。
それにレクター博士のルーツというか、日本との接点が
あるというのは良いんですが、日本人役をやっているのが
日本人じゃないのが、悲しい‥。
外人にしたら、アジア人はみんな一緒に見えるというけど
やっぱり違うと思う。
特に劇中に日本の鎧を飾ってる場所とか見てると
やっぱり外人が見てる日本文化と、実際の日本文化の違いが
良く見て取れてしまうのも残念なところです。


【評価】
 (3点/5点満点中)

 ハンニバル・ライジング HP


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