グラン・トリノ 4月25日公開
ストーリー
朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職
し、妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。
彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は
牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャング
がウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する
1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向ける
ウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を
変えていく…。
【キャスト】
クリント・イーストウッド
ビー・バン
アーニー・ハー
クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト
ブライアン・ヘーリー
グラン・トリノ HP
俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。
『チェンジリング』がまだ記憶に新しいまま、ほとんど期間を
空けずに、現在公開中の注目作は『ミリオンダラー・ベイビー』
以来、4年ぶりに主演も兼ねたクリント・イーストウッド監督
作品。
朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越し
てきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に
直面し葛藤する姿を描く。
主人公と友情を育む少年タオ役のビー・バン、彼の姉役の
アーニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用している。
『硫黄島からの手紙』では日本人が作る自国の戦争映画
よりも細かく、心理描写もうまく表現していて、外国のそれも
日本が負けたアメリカにあそこまで良い映画を作られたという
イメージがボクの中では強く。
日本人であっても、端役であっても行き届いた演出は、勉強家
であり、名俳優の彼の素晴らしいところだと思う。
そういった点でも、この作品は今ボクが1番観たい映画の1つ
です。
映画「グラントリノ」予告