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最高の人生の見つけ方

2009-05-30 | 洋画(さ・た)
 最高の人生の見つけ方
 



  あらすじ 
自動車整備工のカーターと実業家で大金持ちのエドワードが
入院先の病院で相部屋となる。方や見舞いに訪れる家族に
囲まれ、方ややって来るのは秘書だけという2人には何の
共通点もなかった。ところが、共に余命半年の末期ガンで
あることが判明し、カーターが死ぬ前にやっておきたいことを
メモした“棺おけリスト”を見つけたエドワードはリストの実行
を持ちかける。2人は周囲の反対を押し切って冒険の旅に
出るのだった。

【出演】
ジャック・ニコルソン
モーガン・フリーマン
ショーン・ヘイズ
ロブ・モロー
ビバリー・トッド




  感想  ※ネタバレ注意

人は生き 人は死ぬ。世の中はその繰り返しだ


余命6ヶ月。これまで何の接点もなかった2人が偶然同じ病室
で同じ末期ガンだった、自動車整備工のカーターが死ぬ前に
やっておきたいことをメモした棺桶リストを実業家で大金持ち
のエドワードが見つけたことから、2人でそれを1つずつクリア
していこうと持ちかける。
はじめは戸惑っていたカーターだが、これまで犠牲にしてきた
自分の為にもその話に乗るのだった。

 THE BUCKET LIST
 =棺桶リスト

 タージマハル、ピラミッド
 ヒマラヤを周り、憧れの
 レーシングカーに乗り対決。
 スカイダイビングに初挑戦。
 人生の最後を迎えるまでに
 棺桶リストに載った数々の
 ことに挑戦していく。

 
 人生の最期を迎える時に見届けてくれる人がいったい
 何人いるんだろうか…。家族。友達。恋人。



この2人は最後にリストを実行し終えていく中で、友情を知り
最後にすべてを終えた後、自分にとって本当に大事なものに
気づいていく。
旅を終えた後の2人の対照的さが、それを物語っている。

そして、カーターのベッドの隣で、コピ・ルアクの真実を語り
棺桶リストにもあった、泣くほど笑いあう2人は人生でおそらく
最高に心から笑えたんだろう。
それが可笑しくて、切ないけど。また会おうと語り合っていた
ようだった。

最後のヒマラヤの山頂で、2人の遺灰を入れたコーヒー缶が
並んでいるシーンが切なかったけど最高に良かった。
この二人のリストに最後まで付き添った秘書。彼がとても
素敵な脇役をしていたと思う。
本当はマシューなのにトマスって呼ばれたり、富豪と秘書の
関係なのに、言葉の掛け合いなどがユニークで良かった。
こういう映画には、やっぱりこういう脇役が光りますね。


今回が実は初共演となるジャック・ニコルソンとモーガン・
フリーマン。誰もが知る名優2人が最高の人生の見つけ方を
教えてくれる。
良い映画だったと思わせてくれたこの監督は、ボクの好きな
『スタンド・バイ・ミー』や『恋人たちの予感』で有名な
ベテラン監督ロブ・ライナー。


【評価】
 (4.5点/5点満点中)

 最高の人生の見つけ方 HP