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神様のパズル

2009-05-26 | 邦画(あ・か)
 神様のパズル
 


  あらすじ 
双子の弟・喜一が、突然海外旅行へ行ってしまった。
残された基一は、弟とは正反対の学力・性格。弟の代返を
するためにゼミに出席する基一。ある日、担当教授から、
不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるように
との無理難題の指令が下った。天才さゆえに大学側も持て
余し気味という穂瑞。弟のためと割り切り、少し彼女に興味
もあったので、彼女の自宅まで行ってみることに。
会って話すうちに、彼女の不思議なパワーに引き込まれて
いき、思わず、究極の疑問「宇宙をつくることはできるのか?」
を彼女にぶつけてしまう。翌日、なんと彼女はゼミに現れた!
究極の疑問は大成功だった。しかし面倒な事に、基一は穂瑞
と同じチームで、宇宙がつくれることを立証しなければならない
ことになるのだが…。

【出演】
市原隼人
谷村美月
松本莉緒
田中幸太朗
岩尾望
黄川田将也
石田ゆり子




  感想  ※ネタバレ注意

第3回小松左京賞を受賞した機本伸司の「神様のパズル」を
エグゼクティブプロデューサー・角川春樹、監督・三池崇史
という強力タッグで映画化。

落ちこぼれ大学生と飛び級天才少女の2人が“宇宙創生”なる
壮大なテーマに挑む。
主演の基一に市原隼人。穂瑞役を谷村美月が演じている。



原作とは違い、綿貫基一には双子の弟・喜一がいて、基一は
弟の代わりに大学のゼミに代理で出席し、そこで天才少女の
穂瑞と出会う。
前半から中盤までの展開は面白く、特に物理に弱い役の市原
が面白いし、それに絡む穂瑞もまた天才だけど変わり者だから
楽しめた。

ただ市原の演じる基一が双子という設定は、なくてもよかった
かもしれない‥よく出来た弟とそれに対してコンプレックス
を抱く兄というところ以外は、必要の無いシーンが多かった。
他にもあのシーンは、いったい何の為のシーン?と見終わった
後にわからないところがチラホラあります。

原作を結構いじってしまっているのなら、どうせなら必要の
ない登場人物などは、いっそのこと無いほうが、すっきりして
いたかもしれません。
それで宇宙の作り方の説明やディスカッションをもっと広げて
欲しかった。

そして中盤あたりから、急に展開が急変。もぅ少し2人の
面白い絡みが見たかったかな。
最後にマイクがあの場所にあるのには、笑った。
内容だけでなく好感が持てる作品で個人的には好きかも☆


【評価】
 (3.5点/5点満点中)

 神様のパズル HP