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ちーちゃんは悠久の向こう

2009-05-04 | 邦画(さ・た)
 ちーちゃんは悠久の向こう


  あらすじ 
ちーちゃんとモンちゃんは小さい頃から仲良しの幼馴染。
高校に進学した二人は偶然同じクラスに。昼休みには、ちー
ちゃんの手作り弁当を一緒に食べるくらいいつも仲良しだ。
弓道部に入部したモンちゃんは、3年生の部長・武藤さんが
ちょっと気になっている。そんな武藤さんも、何かとモンちゃん
を気にかけてくれる。一方、オカルト研究会に入ったちーちゃん
は高校に伝わる「七不思議」の秘密を探ることにする…。

【出演】
仲里依紗
林遣都
堀部圭亮
西田尚美
高橋由真




  感想  ※ネタバレ注意

原作は、ライトノベル界の新鋭・日日日(あきら)が手がけ、
新風舎文庫大賞を受賞した話題作。
恋愛、ファンタジー、ホラーなどさまざまな要素を取り混ぜた
不思議な世界観を醸し出している。



―あなたが死んでたなんて、ずっと前からわかっていた。

このキャッチフレーズからもわかるように映画開始早々に
後で発覚するであろう重大な事は判明しているのが残念。
それがなければ、2人の繊細な部分を丁寧に表現できていて
良かったと思う。

特にちーちゃんを演じる仲里依紗は、「純喫茶磯辺」
「時をかける少女」のヒロインの声優としても演じていた
ようだが、可愛らしい不思議な少女を演じていて好感が
持てた。
モンちゃん役の林遣都は、「バッテリー」の主役が記憶に新しい
し、こちらも可愛らしい演技を見せてくれていて、2人とも
何とも甘酸っぱい高校生を見せつけてくれている。

ただ、物語開始で真相をわかってしまっているのであの林田
さんが本当に報われない役どころに見えてしまった。
それと武藤先輩に関しては、高校生の演劇にしか見えない
演技で、う~んと微妙だった。

ラストも、あれ?そう来たか‥って終わり方だった。
あれはあれでよかったんでしょうか‥?7不思議の内容を
聞いていただけに何かあるとは思っていたけど‥
原作を読んでないのでわかりませんが、あれじゃぁ、
とり憑いたみたいで‥良いのかわかりませんでした。
あと一歩、おしい映画って感じでしたね。




【評価】
 (4点/5点満点中)