夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 8月 9日(水)「ある方との対話」

2017年08月09日 22時05分35秒 | 「政治・経済」
ツイッターでのある方との対話での僕が書いたものを集めてみました。

円安誘導による食品や原油の値上がりが「悪性の物価高になり、この物価高がデフレ圧力になっています。」という事で、これでは経済の好循環は生まれずにそこからの日銀や政府が目標とする2%の本来のインフレという物価上昇もないという事です。常に物価を下げようとする力が作用するでしょう。
経済の好循環もなく、円安誘導による食品や原油の値上がりという「悪性の物価高になり、この物価高がデフレ圧力になっています。」という事です。本来の経済の好循環そして経済の過熱によるインフレとは違うという事です。
あなたはデフレとは物価が下がり続けるという現象面の一面だけを見ているのでは?するとデフレからの脱却は短絡的に物価をことと。だから自国通貨である円の価値を下げて輸入品が値上がりして商品価格が騰がればそれもインフレと。この悪性の物価高と経済の過熱からの本来のインフレと混同してしまう。
社会全体の生産性が高くなることにより商品は安く生産される。ですから物価は下がるのが当たり前です。これでは企業の利益が下がるわけですから不況となる。問題は物価が下がることではなくて企業利益が下がるという「不況」が問題なのです。実は「デフレ不況」からの脱却が問題なのです。
僕には経済学の講義はできませんが、一つ言えるのは、企業は利益拡大のために生産性を向上させる競争を行います。その生産性の向上はより少ない労働力でより多くの商品を生産します。必然的に商品の価格を下げる方向に向かいますね。こうした生産性の向上が社会全体に起きると全体的に物価は下がります
(続き)商品の価格が下がると生産する商品量が変わらない場合は企業の利益が減りますね。そこで生産量を増やすわけですが、同じ商品を生産する競争相手の企業も生産量を増やします。すると商品市場においての商品量が多すぎるようになります。企業はひどいときにはたたき売りを行って売ろうとします。
(続き)こうなるとさらに物価は下がっていきますね。一方、物価が下がれば勤労者の購買力は上がるのですが、企業は生産性の向上により労働力の節約を行います。失業や賃金の引き下げを行います。せっかく安い商品が販売されても消費意欲は減退をしていきます。ですからさらに企業はたたき売りを。
(続き)ここにきてデフレが問題となります。一口にデフレといいますが、以上見てきたように単に物価が下がるだけではなくてそれに必ず付随して不況が伴います。これが今問題になっている「デフレ」なのです。
物価は下がる傾向を示すが物は売れない状態。個人消費の減退はさらに物価を下げる圧力となりますね。そこでアベノミクスが行ったことは、物価を上げることと商品の消費を拡大するために市場においての貨幣量を増加させることでした。物価は先に書いたように通貨安からの悪性の物価高。
(続き)そして貨幣量は当座預金と企業の内部留保と株式市場など市民生活に直結しないで、逆に庶民生活は苦しくなり、結果は富の再配分が低いところから高いところへと移動してしまった。1%と99%の格差社会です。貨幣は生産のための資本に転嫁しないで吹き溜まっているのです。
(続き)アベノミクスは逆立ちをしていたのです。デフレ不況時には、貨幣量は不足していたのではなくて吹き溜まっているのですからいくら貨幣量を増やしても駄目なのです。貨幣量を増加させるのではなくて一定の貨幣量を同市場の中でより早く回転をさせるかを見なくてはいけなかったのです。
小麦の価格は円高と円安とでは関係しますか?答えは「はい」ですね。この円安を円安誘導として行ったとすれば、小麦の値上がりをどのように感じますか?その小麦を消費する一般庶民にとって良いことですか?
安倍内閣でも管制の賃上げを行いましたし、新しい内閣でも賃上げを呼びかけています。内需が安定しなければ経済の好循環も生まれないという事です。その中での悪性の物価高は矛盾するでしょう。農家の方は関税が問題ですね。工業生産物を輸出するための関税の軽減とオレンジの関税軽減もありました。
牛丼1杯の価格が社会のデフレ状態を表すことがあります。
物価を決めるのは最終的には商品の価値です。価値低下をすれば必ず商品の赤くも低下していきます。
昔デフレといえばカネ余りだと言われていました。貨幣が退蔵されて動かないと貨幣量が足りないと勘違いをしてしまいますね。

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