夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2014年 5月26日(月)「好循環なのか?」

2014年05月26日 22時42分34秒 | 「政治・経済」
日銀副総裁が講演の中で、円安「効果」による物価上昇が弱まっているなかで2%目標は難しいのではないかという指摘に対して
企業の生産拡大が従業員の賃上げにつながり、消費も堅調に推移していると指摘した。「好循環のインフレになっている」と述べ、物価上昇は今後も持続する」 (上記リンクページより引用)
という認識を示したという。
円安によるエネルギー価格の上昇名の物価上昇はこれまでもブログに書いてきたように「悪性の物価上昇」ですからこの悪性の物価上昇に対して「好循環のインフレ」傾向を示すならたしかに良い方向でしょう。
しかしソニーは 『黒字化に自信「構造改革やりきる」』と言っている。この構造改革は成長戦略といってもよいと思うのですが「良い商品を出し続けたが、それをサポートする事業部、本社、海外販社のコスト構造がビジネスの規模にあっていなかった」(上記リンクページより引用)「コスト構造」の中にはやはり労働力の構造的なものも含まれるのではないか?
構造改革=成長戦略が先の日銀総裁の「降順化」を裏付けるだろうか。。。。
ロイターには「需給ギャップ解消「思いのほか速い」=日銀議事要旨」という記事がある。この需給ギャップがゼロになるという改善がどこから来るかといえば
「少子高齢化やリーマン・ショック後の設備投資の先送りなどで「やや長い目でみて、日本経済の供給の天井が低くなっていることを示すもの」との見解を示した。」(上記リンクページより引用)
というように「供給の天井が低くなっている」ならば需要が伸びなくても需給ギャップは改善したと見えるでしょう。ですから日銀内においても今後の物価動向にはいろいろな意見が出ます。このことからも日銀副総裁の「好循環のインフレ」の信頼性をどこまで認められるかでしょう。
やはりここにおいても構造改革あるいは成長戦略を求めることとなりその影響が労働者の中にどのように表れるかです。残業代ゼロもそうですが労働者には良い方向にはないでしょう。そうすると「好循環のインフレ」は怪しくなります。

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