遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

カレーの市民

2012-07-11 19:15:00 | 外国の本

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この像は国立西洋美術館にもある

通り一遍 この像を巡るエピソードは聞いていたけれど

今回

ロクス・ソルス (平凡社ライブラリー)

この話の第4章の終わりのエピソードが

カレーの市民がらみの話だったので

検索して 少し詳しくわかった

100年戦争で カレーがイギリスに降伏交渉をしなければならなくなり

カレーの有力者6人と引き換えに市民の命を救ってもらう

という

結局6人の英雄的行為のおかげで

市民も助かり6人も命を奪われなかったんだけれど

その子孫の 殺人事件の

謎の秘匿

それを 死者を行為だけ蘇らせる

ロクス・ソルスの仕掛けで暴かれる真実

という話

6人の英雄の一人だったという

フランソワ・コルティエという人の子孫という設定で

ふうん

6人の中にフランソワ・コルティエという人が居たのか?

と思って 検索したら

6人の名前にこの名前はない!

なんだ!レーモン・ルーセルのでっち上げか!

この4章の中には

花押を巡るような話が合って

これまた面白い

これ

秀吉の花押

ファイル:Tughra Suleiman.jpg

スレイマン一世の花押(トゥグラというらしい)

これに似たものが

フランスにもあったのだ

上のカレーの市民も表彰されて

貴族扱いというわけにはいかないが

代々フランソワという名を調子が相続できるとか

花押に似て

ç この↓の足がマムシの形になっているとか

別の話にもサイン代わりの図形の話が出てくるのが面白い

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花押がおもしろい。 (花てぼ)
2012-07-13 00:18:05
「カレーの市民」、あれ小学校の時だったと思うけど、学芸会で上級生が劇をやったのよ。
花てぼ様 (遊工房)
2012-07-13 05:47:02
花押って感じのものかと思ったけれど
そういえばイスラム文化圏にも
と思ったら
そうか花文字だって
ローマ字にもあった

いつだったか
中国の剪紙の話でも出てきましたっけね

小学生でカレーの市民の劇って
えらくハイレベルな小学生ですね
東夷には想像がつかないわ

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