この本には古代とルネサンス近代は
見えるように絵を描き
中世は概念を絵に表した
とある
で
キュビズムなんかは
見えるように描くのにうんざりした絵だ
という
ふふ
どこかで絵を鑑賞するのが好きな人が
見えるように描いてあるのがやっぱり好きで
だからわけのわからない絵は嫌だというのね
ダリとか一つ一つ見るとよーく描いてあって
で
摩訶不思議なのはいい という
見えるように描けていないと嫌だという人は
結構多い
で
中世の概念的な絵が逆遠近法になる話が出てた
(イスラム絵画では逆遠近法は実際近くの家が小さく
向こう側の家が大きく描かれてあった)
中世の場合逆 というのは遠近法は無視という意味だそうだ
これは14世紀
これはセルビアにある王の聖堂の聖母の誕生という絵
右下に生まれたばかりの赤ちゃんのマリア
このベビーベッドは頭側も足側も側面を描いてしまってこういう形
しかもヘッドボードも描きたくて
こんな形になって
一向気にしない。
どう見えるかではなく
何を描くかが大事で描いているからだ
概念を描いた絵は
観賞するときには絵を読まねば面白さが半減する
それは 日本の絵もそうだし
私の一目絵巻もそうだ
↓はイスラム絵画バクダッドにおけるチグリス川の氾濫
手前の家はこまごましている これは15世紀