遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

唯物史観と党派性

2013-09-21 18:20:03 | 美術史

この間

原発作業員さんの本の出版にかかわる

いろいろな取り組みについて読んで行ったら

そのサイトの管理人の思想的背景の自己紹介に出会った

学生運動盛んなころ 戦旗のグループのリーダー的存在だった人で

自分は共産主義の洗礼を受けた

みたいなことが書いてあった

戦旗のグループって ブントと関係あるみたいだけど

どんな人たちか 私は分からない

でも みなあの頃の若者は

マルクスやエンゲルスやレーニンゃらの書物を読んだりしたものだ

(一番有名なのは資本論なんだろうけど あの厚さを見ただけで

読む気になれないし経済学なんか わかるわけないし

あたまっからパス!だったけど)

今や 共産主義ってなんなの?ソ連も崩壊しちゃったし

北朝鮮も中国も あれが共産主義国家とは到底思えないし

さっきも中国って幼いころ神童で 大人になったらただのバカ!

みたいな国になっちゃったねえ

酷い陰口を利いたものだけれどなあ

でも 共産主義の洗礼を受けたって いう話はちょっと分かる気がする

わたしも

あの唯物史観 とか階級社会というとらえ方とか

歴史的に社会的にものを見るとか

そういう考え方には うんと影響を受けた

ただ 現実に どうやって社会を動かすのかって

その力の仕組みがわからないから

社会運動になると 必ず党派的なことが出てきて

そこが難しい

支配階級の暴力には権力を手にしないとならないのは現実のことだったのだろうけれど

結局それが罠だったではないか

という気がする

その 党派的なこと

ってのが どうしても 人の脳みそを 支配する手続きのように思えて

そんな

革命的なことなんかじゃなくても

やたら 派を作るとか 人を子分にするとか

これって 人間の性なのかもしれない

だから

今原発がらみでいろいろな運動もあり

力を結集しなくちゃ もう歴史はおしまいでという気もするけれど

例えばよ

署名なんかも する気が無くなった

なんか 誰かのために利用されそうで いやなのだ

最初は無邪気に 電子署名やったんだが

絶対あの後からだ ヘンなメールが殺到し始めたのは

という気もするし

でも 唯物史観というのはまた別の話だ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  時代の証言 | トップ | 今日は里山に絵を描きに行った »

コメントを投稿

美術史」カテゴリの最新記事