遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

レアリスムについて

2013-09-18 06:59:51 | 美術史

ある時代ある作家を特定してレアリスムとくっつけて言ったら

とんでもないことになるという蹴りが入ったので

直前の記事はひっこめた

然し

わたしは絵画の方から考えることはあるので

ちょっとしつこくレアリスムについては書く

前の記事にコメントくれた方 ごめんね

ずっと書いてきた 絵がうまいとかうまくないとかそういう視点って

生涯学習系のお絵かきグループにとっては

結構 癌的なものがあると思うのよね

で 一方で 写実はダメよ と表現のコンセプトを押し付けるような

そういう世界もあるわけで

本当に事物に向き合ってみて 考え直してみるというのは大事な作業だと

わたしは言いたかったのだ

で 歴史的に考えてみると

転換期というのは 新しいものを生み出そうというときには

そのパワーは従来の固着したものの見方や様式化した表現方式を

破壊しながら 新し物が出てくる

というのは歴史的な図式だ

ここで

別の人から

様式化 いいじゃん!と蹴りが入るけど・・・

そういう意味で考えると レアリスムという言葉は

何を指すのか 明確ではないから もう使うのをやめるか!

この間 世間の人はよ 抽象画のことをわけのわかんない絵で

人を煙に巻いてる絵だと

いうという話を聞いた

抽象画ってレアリスムの 一つのありようではないか

と 私は思ったけどそういう言葉の使い方も通じないモン

レアリスムという言葉には

そのくらい手あかがついて なんか古臭い

上手い絵が いいんだ みたいなのと共通する 言葉なのかもしれない

わたしはそういうのとは違う意味で使ってるけれどな

言葉は 難しい 

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