この一休像は鑑賞の授業でよく取り上げられる
けれど
わたしはそういう授業をやったことがないので
不勉強でした
然し
この像はそりゃあまあこういう人か!一休さん!?と
中学生には青天のへきれきの肖像画だわな
わたしは日本の肖像画の一級の一休像だと思ってきたが
なんてことはない
この賛はなんて書いてあるのか
このえは誰が描いたのか
全然知りませんでした
やっとわかった
華叟宗曇というのは一休さんの師匠
松源というのは臨済禅の中国の坊さん
このお人を通して入ってきた
禅宗を松源流というんだとさ
狂雲というのはいっきゅさんが自分のことを
そういっている
というわけで
すごい自負心に満ちた自画自賛だわね
書いたのは
この賛墨斎
絵もという本もあるけれど
国立博物館では違うだろうと言っている
わたしにすれば
名前なんかどうでもいいのだ
墨渓が描いたという説が今は有力のようだ
もう一つ絵ではないが肖像で傑作と思うのは
東大寺再建に尽力した俊乗房重源上人の像
大仏殿から二月堂の方へ登っていく途中に
俊乗堂というお堂があっていつも開いてない
この中にいるんだろうなあといつも物欲しげに
鼻くっつけて覗くのだけれど
御開帳に会ったのは一回きりだけれど
まあ ホント 迫力でした
慶派の作と言われてます