遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

肖像と言えば

2013-07-28 08:17:00 | 美術史

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この一休像は鑑賞の授業でよく取り上げられる

けれど

わたしはそういう授業をやったことがないので

不勉強でした

然し

この像はそりゃあまあこういう人か!一休さん!?と

中学生には青天のへきれきの肖像画だわな

わたしは日本の肖像画の一級の一休像だと思ってきたが

なんてことはない

この賛はなんて書いてあるのか

このえは誰が描いたのか

全然知りませんでした

やっとわかった

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華叟宗曇というのは一休さんの師匠

松源というのは臨済禅の中国の坊さん

このお人を通して入ってきた

禅宗を松源流というんだとさ

狂雲というのはいっきゅさんが自分のことを

そういっている

というわけで

すごい自負心に満ちた自画自賛だわね

書いたのは

この賛墨斎

絵もという本もあるけれど

国立博物館では違うだろうと言っている

わたしにすれば

名前なんかどうでもいいのだ

墨渓が描いたという説が今は有力のようだ

 

 

 

 

もう一つ絵ではないが肖像で傑作と思うのは

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東大寺再建に尽力した俊乗房重源上人の像

大仏殿から二月堂の方へ登っていく途中に

俊乗堂というお堂があっていつも開いてない

この中にいるんだろうなあといつも物欲しげに

鼻くっつけて覗くのだけれど

御開帳に会ったのは一回きりだけれど

まあ ホント 迫力でした

慶派の作と言われてます

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