ゆったりーの日記

ゆったりーのの日常を、スタッフ・利用者・ボランティア・見学者などいろーんな人がいろーんな目線でレポートします♪

5月18日(水)乙武さんが見学に

2005年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム
今日、五体不満足の著書でおなじみの乙武さんが見学に来ました。新宿区教育委員会が、「子どもの生き方パートナー」として非常勤職員に採用し、見学はその一環です。詳細はこちら

特にお知らせしていなかったので当日居合わせたみんなはびっくりでした。

子どもたちの反応は、実に興味深かったです。
お庭で乙武さんに声をかけられたK君&J君の2歳コンビは、ぜんぜん違和感を感じないのか、いきなり『一緒に遊ぼう!』と廊下のコンビカーのところへ誘いました。乙武さんも、自己紹介よりも先に早速子どもたちと遊び始めました。K君が『ハイ、これどうぞ』と乙武さんにコンビカーを差し出して、ちょっと困惑しつつも乙武さんもコンビカーを押すと、「僕たちこんな早く乗れるんだよ」と言わんばかりにびゅんびゅん廊下を走り回って大興奮状態。
そのあとも、握手したり話しかけたり彼にまとわりついて離れませんでした。

後で話をした中で、始めに電動車いすを見て二人は『何?あの車!かっこいー』と言ったそうです。
だから、自分たちの車(コンビカー)を見せて、「こっちのほうが早いでしょう!」って自慢したかったんだね。
という話になりました。
2歳くらいだと、乙武さんの肩のすぐ下までしかない手をみても、あれ?という顔はするけど、「べつにたいした問題じゃないや」っていう感じでした。

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そのあと、5歳のT君がやってきました。やっぱり5歳児。
『こんにちは』といった後、乙武さんの体をまじまじと見て、ものすごいびっくりした顔!
そのあと、何度も何度も腕を触ってみて(・・・というより、引っ張ったり押し上げてみたり、見ているこっちがドキドキ。)、それから、服を肩の上までめくってみたり。
K君:『前は手があったけどなくなったの?』
乙武さん:『ちがうよ、生まれたときからだよ』
K君:『どうして?』
乙武さん:『それは僕もわかんない』
K君:『キャー(悲鳴というか奇声というか???)』と言ってのけぞる。
・・・でまた触ってみる。『ねえ、本当はここに手が隠してあるとか??』と、腕をもう一度触ってみる。
という具合に、5歳なりに一生懸命、検証していたみたいです。
あんまりストレートに聞いたり押したりするのでこっちはハラハラでしたが、乙武さんは彼が納得いくまでじっくり対応してくださいました。

しばらく子どもたちと遊んで、ちょうど幼稚園のお迎えなどでドドーっと人が減ったので、各部屋をご案内して、そのあとカフェでお話をしました。感想などをゆっくり聞く時間は無かったのですが、ゆったりーのには興味を持っていただけたと思っています。また来てくださることもあるかもしれませんね。

(後日談ですが3歳から上くらいの子どもたちにはかなりインパクトのあった体験だったらしく、しばらくお家などで乙武さんのことを話題にしたり、中にはひざで歩いて乙武さんの真似をしてみたりしていた子もいたそうです。貴重な体験でした。)



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