北海道型鉄道模型を楽しむ

北海道の鉄道大好きな車両掛がノンビリとやってる、夕張鉄道を中心とした鉄道模型製作のブログです。(旧 夕張炭鉱鉄道の建設)

運動の改良

2011-11-06 21:30:46 | 蒸気機関車

走らせるようになると、機関車の走りがギクシャクするのが、気になりだします。

もちろん、レールや車輪のクリーニングは欠かせません。それにしても、Nゲージに比べて、16番は簡単です。車両自体の重さと、縮尺のさによるレール接触面積の増大が効いていて、よほどズボラしないかぎり、走ってくれます。

Rimg0032

一方、Nゲージのレイアウトは、1週間もすると、全面的なクリーニングをしないと、びくともしません。だから、Nゲージではレールクリーニングカーが売れるのですが、クリーニングカーすら走らなくなるのです。この辺りが、Nゲージレイアウトを維持する場合の弱点で、ストラクチャーが細かい分、クリーニング中の破壊事故も多発して、早々に嫌気をさす人も多くなり、単なるディスプレイとなってしまいがちなのです。かつてのレイアウトコンペで受賞したNゲージの秀作のうち、一体、いくつが現存しているのでしょうか?

閑話休題。

というわけで、11形がセクションで前後進を繰り返していると、止まってしまうことがしばしばで、それを解決することにしました。

Rimg0010
この機関車は、マシマの1224モーターで非力です。一方、ボイラーが細く、ウェイト不足で牽引力がいまいちです。このウェイト不足は、集電にも影響するらしいのです。

そこで、非力承知で、テンダーとボイラーに鉛板を折込んで、ウェイトを追加しましたが、改善はいまいちでした。テンダーが2軸なのが原因で、停車するときに微妙に車輪が浮いてしまうことがあるようです。そこで、ボイラーの絶縁側動輪から集電することにしたのです。

Rimg0001
11号から14号まで順次、改造していましたが、途中で事故が起きました。誤って、13号のモーターをだめにしてしまったのです。(理由はとてもいえない…)

やむを得ず、上京の際に、熊田貿易さんまで足を延ばして、1224モーターを入手。ただ、両軸しかなかったので、ダイヤモンドヤスリで、片軸を切り落として、使うことにしました。

Rimg0002
前のモーターを取り去ったところです。ここにモーターを入れ直します。

Rimg0003
ギアも別なモジュールから調達して取り付けました。

Rimg0004
モーター装着完了。

Rimg0006
テンダーとつながる極に、りん青銅線を付けて、絶縁側の第4動輪の踏面に添わせます。

こうして、エンジン側だけでも自走できるようにしました。

Rimg0008
銅線がボイラーと接触しないように、ビニールテープを貼って絶縁します。

Rimg0009
銅線は、ちょうどキャブの下に出てくるので、目をこらさなければ見えません。ふつうは、この辺りは暗がりになるので、目立たないだろうという算段です。まあ、大目に見てください。応急処置ですから。

Rimg0011
結果は良好。前後進を繰り返しても、止まってしまうことはなくなり、気持ちよく入れ替えたり、ターンテーブル上で停止させ、回転してから、別な線路に向かってスムーズにスタートします。

スタートでちょっとでも走り出せば、走行中の集電は、テンダーと絶縁側で行うので、問題なしです。

まあ、テンダーにイコライザーをいれておけば、問題なかったのでしょうか?ただ、そうだとしても、機炭間のドローバーにちょっとでも緩みがあると駄目みたいですね。アダチのワンタッチドローバーに補助接点も付けてあるのですが、むずかしいですね。

こんな集電の問題点は、飾ってあるだけでは決して気がつかなかったでしょうし、エンドレス運転でも、少しコズいて走り出してしまえば、気にならなないで、そのままにしていたでしょう。

セクションでの入れ替え運転は、模型の走行性能のチェックには最適なのかもしれません。

今後の機関車製作では、できれば、エンジンもテンダーも両側からの集電を考慮すべきですね。製作中の25号から早速検討です。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
別のサイトでも話題になっていましたが、 (初瀬春日)
2011-11-06 23:30:52
別のサイトでも話題になっていましたが、
機炭間の通電がどうしても弱点になるため、
ジャンパ線でつないでしまうのが得策みたいです。
ドローバーだけに通電を頼るのはどうも頼りないですよね。
返信する
初瀬春日さん (車両掛)
2011-11-06 23:42:05
初瀬春日さん
そうですね。機炭間が問題ですね。
これも検討課題だな~
なるべくスマートに解決したいところです。
ジャンパ線だと着脱が大変らしいので…
返信する

コメントを投稿