こんな身近なところまで放射能汚染の影響が・・・。東京電力福島第1原発事故の影響による汚染牛の流通が40都道府県に及び、波紋が広がっています。汚染の原因は、放射性セシウムで汚染された餌用稲わらでした。
問題の稲わらは事故後、福島、宮城両県の屋外で保管されていました。なかには福島原発から150キロ離れた場所もあります。稲わらから検出された放射性セシウムは、最高で1キロ当たり69万ベクレル。この数値は、国の暫定規制値の約520倍に相当します。
問われるのは後手後手に回る政府の対応です。3月19日に東北農政局などに送付した通達には、稲わらへの言及はありませんでした。今後、監視・検査体制の強化や、経営の危機に見舞われている畜産農家に対する手厚い支援が緊急に求められています。また、汚染されていない肉牛も価格が暴落しており、被災農家の実態に即した対応を機敏にとることが必要です。
問題の稲わらは事故後、福島、宮城両県の屋外で保管されていました。なかには福島原発から150キロ離れた場所もあります。稲わらから検出された放射性セシウムは、最高で1キロ当たり69万ベクレル。この数値は、国の暫定規制値の約520倍に相当します。
問われるのは後手後手に回る政府の対応です。3月19日に東北農政局などに送付した通達には、稲わらへの言及はありませんでした。今後、監視・検査体制の強化や、経営の危機に見舞われている畜産農家に対する手厚い支援が緊急に求められています。また、汚染されていない肉牛も価格が暴落しており、被災農家の実態に即した対応を機敏にとることが必要です。