松下ゆたか元県議のブログ<日本共産党>

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さいたま市北区を中心に活動する、日本共産党・松下ゆたか元県議の活動ブログ。

<福島原発ー建設した技術者が語る> 現場で痛感ー原子力の技術は確立していない!

2011-07-27 06:31:06 | 政治
「フクシマを教訓に今度こそ原発から脱却を」-こう語るのは、東京電力・福島第1原発の建設に携わった米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(GE)社の技術者、菊地洋一さんです。7月24日号の「しんぶん赤旗」日曜版に登場しています。菊地さんは、1973年カラ0年にGE社員として福島第1原発と、日本原電・東海第2原発の建設に携わりました。原発に何の危惧も抱かず、技術力を信じて飛び込んだ仕事です。建設の調整役として、試運転前の多くを現場で経験しました。

働いて痛感したのは、原子力の技術が全然確立していなかったことです。安全性へのフアン、不信に絶えられなくなり、80年にGE社を退社したそうです。米国人技師らには地震の実感はなく、「原発は5重の壁があるから安全だ」という説明がされました。しかし、福島事故では「5重の壁」を構成する圧力容器も原始炉建屋も、放射性物質を封じ込めることはできませんでした。原発の構造を知る者には、「5重の壁」は作り話です。

私は原発の仕事を辞めた後、原発から逃げていました。しかし、86年のチェルノブイリ原発事故などを経て、51歳の誕生日に「原発は絶対にだめだ」と考え、原発反対を訴える旅を始めました。福島原発の事故が収束も検証もされていないのに、玄海原発などの再稼動を急ぐなど、もってのほかです。今度こそ原子力発電から脱却してほしいーと訴えておられます。

菊地さんのような立場の人の発言は重いと考えます。原発からの依存をやめる社会をつくるために、がんばってほしいと期待します。

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