今週のHibiki―っ

11月。初めての書き込みになる。
この「Stream　Of　Tears～心の手帳～」は、どちらかというと、日記というよりも雑記帳という表現が近く、日記のようになんでも書き綴るということはあまりしないので、万が一「更新を楽しみにしている」というブログリーダー・ユーザーの方がいらっしゃったら、そこのところはご了承を。

世の中の動きはさておいて、ついこの間は「ボジョレヌーボー予約受付開始」とかだったのが、今では「クリスマスケーキ予約受付開始」「2008年手帳・日記・カレンダー発売」「年賀状印刷」など、確実に冬に向かって進んでいる。
この間ふと足を運んだ公園でも、保育園児たちが先生と一緒に遊んでいて、男の子の何人かが、黄色い落ち葉をたくさん集めて遊んでいた。季節の流れを感じた。


2007年になって少しずつ「わたし」という時の流れが鈍くなり、ついには止まってしまった―あの日から、私はずっと彷徨っていた。よくよく考えたら、本当に何をしているんだろう、何を思っているんだろう、そんな感じだった。
私はシルバーアクセ等が似合わず、時計が唯一のこだわりアイテムなのだが、それもどこへいったかわからなくなってしまった。

春、夏、秋・・・生活に困るほどではなかったが、今まで出来たことが出来なくなり、気持ちは大きく揺れ、周りにはほとんど誰もいなかった―私からも離れていった―そんな感じだった。




今は・・・まったく別のベクトルへ、
自分が予想だにしなかった未来＝現在の自分がいる。

人や社会というモノの奥深さと難しさを本当の意味で「一つ勉強になった」といえる日々を過ごし、今の私がいる。


今までの積み重ねと資格が活き、多くの人に支えられ、私という人間を科学し、解ってくださった方々と共に、一つの道を選び出し、そこへ私は足を踏み入れた。
似ているようで全く違う領域に。


その皆さんから、先日「歓迎会」というものまで設けてもらって、期待に少しだけ胸が膨らんだ。


でも今の私は、ドンガラのヨレヨレボディに、新しいエンジンだけが乗っかって車検を通しただけの車のようなモノに過ぎない。
そこからどう手を入れていかなくてはいけないか、そこのところを慎重に、時には大胆にやっていくのが求められるんだ―
そう思っている。


最悪の事態は免れたことは、周りの人たちが一番安心し、喜んでくれた。
本当の勝負をかけるのはここからだ―



今私は、半年振りに「相棒」との日々を過ごしている。
オイルの油膜切れこそ起していたが、相棒は何も変わらず待っていてくれた。
そして、私の体に、心に忘れてはいたけれど抜け落ちてはいなかった「音を紡ぐ」ことの感覚を思い出させてくれた。
本番も近い。



不安や心配、現実のつらい部分はどう頑張っても隠せない。
まだまだ安定には程遠い。
でも、それをカヴァーしようとする思いだけは、再び、少しずつ生まれつつある。




この気持ちだけは失いたくない。