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Symphonyeel!(シンフォニエール!)

ようこそ。閲覧者の皆さんとのメッセージが響き合う場となってほしいナ―という想いで綴ってます

16th Movement 「生きるコトへの向き合い方」

2007-08-07 02:19:14 | SWEET SWEET SUITE
「ユウジ お前に会えて本当に良かったよ オレもまたお前に教えられた
子供のいない親はいても 親のいない人はいない
【基本的に人は等しく親の死を受け止めなくてはならないようだ 自分の直系 ダイレクトな人の死は やはり こたえる
人は死ぬ だけどつながりは消えはしない
呼べば応える それはいつでも

お前の人生は 加速を始めたばかりだ】
(湾岸ミッドナイトより 山本和彦)

私の両親は健在だが、私は老人福祉の世界に身をおいていた頃から―いや、その前からずっと、「人の死」というものをたびたび考えて生きている。
基本的に人は年齢を重ね、寿命というカタチで命を終えていくのが普通だろう。だが、天から降ってきた災いか、あるいは他の理由かで、ある日突然命を落とす人もいる。
それまでに、その命をどう生きてきたか、ということが大事なのだということを、いつも考えさせられる。
私はこの楽章を綴るに当たって、地元である能登で起きた、能登半島沖地震の震災復興ボランティアに参加したことと、勤めていた有料老人ホームを退社したことや、そのほかさまざまなことを頭に思い浮かべながら、今までであった、「自分よりもかなり先に人生を走り続けてきた人」「大正・昭和・平成を股に掛けて生きてきた人」の表情、ぬくもり、言葉、その他さまざまに得られたものを思い出している。

【人はみな素晴らしい。 たった一度会っただけなのに二度と忘れられない人は大勢いる】(シンディ・ローパー)

その中でも、ボランティアや、私が長寿を迎えようとするにあたって限りなく理想に近いサンプルとなった大勢の高齢者などは、苦労も喜びも何もかもひっくるめて『よく生きた』人なのだ。
だからこそ、忘れられない。えもいわれぬ余韻がある。いつまでも心に残る。「かっこいい」。

【オレはなれるのかな カッコよく・・
あと10年― 10年たって年を取ったオレが今のオレを見た時・・
オレはカッコよく生きていたって思えるカナ・・
周りとの関係やかかわり合いの中でオレは オレに正直に そして真っ直ぐに生きていたと・・
そう言えるように・・】
(湾岸ミッドナイトより 友也のセリフ KC29・p37、38)

ここに、私が心に残った、人生や生きることにまつわる名言を少し集めてみた。
コレを読んでくださった方の中で、この中から「よく生きることへのヒント」が見つかれば幸いである。

【1日10回感動すること。それが長生きの秘訣です】
(婦人運動家・加藤シズエ)

【最も長生きした人は、最も多くの歳月を生きた人ではなく、最もよく人生を体験した人だ】
(ジャン・ジャック・ルソー)

【人生は作るものだ。必然の姿などというものはない】
(坂口安吾)

【生まれながらにして、死ぬときの対応の仕方を模索していくのが人生のような気がする】
(タレント、映画監督・ビートたけし[北野武])

【人生は悟るのが目的ではないです。生きるのです。人間は動物ですから】
(小説家・岡本かの子)

【たつた一人しかない自分を、たつた一度しかない一生を】
(山本有三 「路傍の石」より)

【夕映えが美しいように、老人の場所から見た世界は美しいのです】
(伊藤整 「変容」より)

【生死などはなんでもない。つまらない事柄なのだ。ただ生きていく態度が重要なのだ】
(稲垣足穂)

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