ラジオDJ 須藤ゆみの日記

ラジオパーソナリティー&ナレーター、須藤ゆみの昔のブログです。最新のブログはhttp://sudoyumi.com/です

Y田先輩の結婚式 その2

2005年12月05日 | 日々の日記

もう1つは、わがテニスサークルの後輩S子がやらかしてくれた。

ここ数年、披露宴のキャンドルサービスの代わりに流行っているのが、「光る液体」だ。
特殊な液体に、これまた特殊な液体を注いでいくと、とたんにキラキラ光りだすというやつです。

お色直し後の新郎新婦が、暗くなった会場内の中、各テーブルに置かれている専用グラス(花瓶のような形)に、2人が可愛いジョウロのようなものを持って液体を注いでいくというセレモニー。

『キャンドルサービス』のようなわかりやすい名前がついていれば説明しやすいのだけど、いまのところ定着している名称はなく、結婚式場によって呼び名が違うんだそうな。

例えば友人のO野君が挙げた式場では『シャイニング・フォレスト』
D&M子が挙げる式場では、『ブルー・ファンタジア』と呼ばれているそうな。



・・・・妙に、こっぱずかしい名前なのね・・・。いいけど。




↑こちらがイメージ映像(モデル:O野夫妻)


まぁその、シャイニングなんとかというセレモニーが、Y田先輩の披露宴でも行われたわけ。
薄暗い会場内で、各テーブルのグラスだけが鮮やかに光り、なんとも幻想的!


ところが、セレモニーが終了し、歓談タイムになった頃、事件は起きました。


同じテーブルのメンバーで写真を撮ることになり、シャッター係が「皆さん、もうちょっと寄って~」などと言ってたときのこと。

ちょうどS子の目の前に、例の光る液体のグラスが置いてあり、

「この花瓶 邪魔だから、どかそうか~」

と言って、S子はグイっとグラスをつかんだ。
・・・・と同時に、自分の方へ思いっきり傾けたのだ

みんなは一瞬、心の中で「あっ!こぼれる…っ」と叫んだ(はず)。

案の定、次の瞬間グラスは思いっきり倒れ、S子の全身に液体がかかり、
「きゃぁ~~っ」と悲鳴。

みんな慌ててナプキンやティッシュでS子のケアを手伝うものの、みんな大笑い。


だ、だって、

だって、

S子が全身 光ってるんだものぉっっ!(笑)



黒いワンピースを着ていたから、なおさら蛍光の液体が光り輝いていて、
それはそれは美しい。

紅白の小林幸子に負けない華やかさだわ(笑)。




・・なんて見とれている場合ではなく、当のS子は「恥ずかしいっ…」と顔を真っ赤にして涙ぐんでいてちょっと気の毒だった。


が、我がサークル仲間の男子達は、口々に

「大丈夫だよ、S子!しっかり笑いは取れたから」

「おいしいぞ!S子!」

と笑っている。

女子は「大丈夫~?!」と駆け寄って、洋服を拭いてあげたり、液体がかかってしまったお皿を片付けたり。

もちろん同じテーブルに座っていた私も、ケアしつつ・・・・しつつ・・・・・しつつ・・・



カシャッ。





・・・写真、撮っちゃった。



慌てて撮ったからブレてるけど。

それに、2枚も3枚も撮ってると「ゆみ!写真なんか撮ってないで、手伝ってあげてよ」と怒られそうだったので、1枚が限度でした(笑)。


でもこの写真、よく見れば、タオルを渡してあげているM美ちゃんだって、
ほら、口元は笑ってるではないの。



しかし、天然S子。

「なんで、グラスひっくり返したのよ」と聞いてみたところ、
彼女の口から飛び出したセリフは。

「だって、グラスに何か入ってるとは思わなかったんだもーん・・・」


あ、あんたね、
ついさっき新郎新婦が目の前に来て、グラスに液体 注いでたの見てたでしょーが(笑)!


ーーいろんな意味で、新郎新婦より「光り輝いていた」S子でした。




余談ですが:::
それにしてもこの「光る液体」。M子いわく「ネイルが剥げるほどの猛毒」だそうで、この日も、従業員がすっとんできて、「液体がかかった食事は、絶対食べないでください」と注意していた。

(しかし倒した瞬間、S子の口の中にも、飛び散ったらしい。「油っぽい味がした」そうな。あぶねー)

この光る液体のセレモニーについては、まだまだ知らない招待客が多く、
「飲めるの?」という問い合わせが非常に多いんだって。
以前、飲み物だと勘違いして口につけた人がいて、慌てて司会者が止めに入ったことがあるらしい。
そしてその人は、暗闇の会場内で唇だけがボウっと光っていたそうな(笑)。

これが本当の「唇お化け」?(→ダウンタウン浜ちゃん)


コメント (5)
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