0泊3日のみのかもオユンナ号 無事帰宅しました。
現地では VCの指示によりあの大川小学校の近くの体育館で(9時30分~15時30分まで)
「思い出洗い隊」の作業のお手伝いをしました。
始めに「もし地震が来たら 裏山に逃げてください。」と避難場所の説明がありました。
2班に分かれ私たちは写真などの泥拭き仕事をしました。
泥がこびりついた写真を、一枚ずつハケではらい、歯ブラシでこすり、カッターで削り、乾いたタオルで拭き、裏は濡れタオルで拭くという作業です。
完璧にきれいになるわけではありませんので、「これでいい」と自分で判断するわけですが・・・。
とにかく丁寧に作業をすすめました。
最後はアルバムの切り離し作業でしたが、まだまだ山ほどボランティアの仕事はあるようでした。
別の班は、カバンなどの泥落としで、ランドセルの中に入っている ノートやペンケースなどを出して丁寧に泥を落としていく作業です。
写真が出てくることもあり、一人の持ち物をまとめたり、根気のいる作業だったようです。
この体育館ではまだ水道が使えないのでタンクの水を大切に使いながらの作業でした。
写真の中の笑顔も晴れの姿もランドセルも、本人には戻らない遺品ばかりに違いありません。
「思い出洗い隊」のリーダー広部さんから
「平日はボランティアの数が少ないけど 20人もの方が来て下さり、きょうは仕事がはかどり、これの次はこれと、仕事ができてありがたかった。」
とお礼の挨拶がありました。
暑い中のスコップ作業を想定して行った私たちでしたが、
被害の大きかった大川小学校の子どもたちに関係するものに関わり、
バスで大川中学校付近を見させてもらい、
橋脚が流された新北上大橋を臨み、
手つかずの被災地を間近にし、
胸に感じるものは大きかったです。
・・・・・岐路も順調で朝5時前に美濃加茂へ帰りました。
家に入ると 赤飯を蒸すにおい。
いくつになっても 誕生日を祝ってくれる母。
ありがたいことです。きょうは私の誕生日。