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狐物語

2019年09月02日 | 読書
図書館で児童書シリーズ。


狐物語 (福音館古典童話シリーズ)
レオポルド・ショヴォー 山脇 百合子
福音館書店


12世紀のフランスの物語群を1928年にショヴォーが
挿絵とともに編集したもの、でいいのかな?



悪賢い狐のレナールがときにはぎゃふんと言わされながらも
基本的に周りをこてんぱんにしちゃうお話。
そりゃもう残忍で狡猾で酷いもんなんですよ。
相手を傷めつけておいて高笑いするレナール。

どこかしら共感/同情できることがあるかしら?と
読み進めたけど、結局死ぬまでサイテーな野郎でした。
なんであのライオン王が自分も何度もコケにされてるのに
最後に「すぐれた臣下を失った」と涙するのか意味不明。

ま、これが子供向けの物語ではなく
その時代ごとの政治や社会を風刺していると考えれば
まあ、そうなのかな?と。

で、ここで告白。
狐物語の前に「あのころはフリードリヒがいた」というのを
読み始めていたのですが、半分もいかないうちに挫折しました。
舞台はドイツ。同じアパートに住む2つの家族。
1925年生まれの男の子2人は大の仲良しだけれど
1人はドイツ人、もう1人はユダヤ人。
無邪気に年を重ねますが、周りはナチスの影が色濃くなってきます。
ユダヤ人が営む商店の前を憲兵がふさいだり
ユダヤ人少年のお父さんが職を失ったり
子供たちはまだ一緒に遊んでいるけれど
もうそのあとを読めなくなりました。ヘタレでごめんなさい。
へこぽん。
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