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ボイスオーバー

2011年08月10日 | 日記
映像翻訳の仕事には字幕と吹き替えとボイスオーバーというのがございまして。まあ字幕と吹き替えは分かりますよね。ボイスオーバーっていうのは、原音がかすかに聞こえる状態で上から日本語をかぶせちゃうってものです。字幕より吹き替えは情報量を多く訳出できるのですが、ボイスオーバーは喋ってる人の口の形に合わせる(リップシンク)させる必要がないので、さらに情報量を増やせます。だから情報番組、ドキュメンタリー番組などに使われることが多いです。

いや、久しぶりにボイスオーバーの仕事をしたもんで。ふと書いてみました。ははは。ボイスオーバーは字幕と違って、原稿を読むって作業があります。尺を合わせるって言うんですけど、いくら口の動きに合わせなくていいと言っても、やはり喋り始めと終わりは合わせないといけないですからね。で、自分で作った原稿を読み合わせてみると、尺が余ってしまったり、逆に読み切れないほどだったりするわけです。

で、読むときはちゃんと大きな声で読みます。黙読なんてすんごい量を読めちゃいますからね。日本語/漢字のすばらしいところは見ただけで分かっちゃうってことで。実際に声を出してみないと尺は合わせられないわけです。さらに言えば小声でつぶやくようにもダメですね。これもフニャフニャフニャとたくさん読めちゃいます。きちんと発音して読むとけっこう時間かかるもんなんですよ。「レッスン128回目」なんてカンマ何秒かで黙読できちゃうけど、ちゃんと発声すると「れっすんひゃくにじゅうはちかいめ」ってけっこうな長さになっちゃうわけで。

というわけで昼間、窓全開で声出してました。お隣さんに聞こえてたかしらん。いや、別にヤバい内容ではないので、いいんすけどね。ふふふ。
Comments (2)
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