成田空港トカイナカ『夢の家日記』

成田空港から6キロ、多古町に1915坪の土地を手に入れた夫婦と犬一匹。夢の家、夢の暮らしの実現を目指す日々の日記

木を切るって高い

2009-06-30 | 家を建てる

木を切るのって高いんだワン


田舎の山奥(でもないが)に家を建てるのって、思ったより大変。
宅地に家を建てるのとは全然違う苦労がある。

まずは水の確保。これは井戸を掘ることで難なく解決。
それから排水。田舎は下水も通ってなければ排水溝もないというのも当たり前。
だったら汚水をどうやって排水すればよいのかというと、浄化槽できれいにしたあと、自分の土地に浸透させるという方法をとるそうだ。
このタイプの浄化槽が結構お高いのだが、町から補助金が出るそうだ。
これはかなり助かった。

それからテレビだが、この地域はなんと地デジに対応していないそうな。
この前行ったとき、近所の人から聞いて初めて知った。
あれだけテレビで”地デジ”、”地デジ”と宣伝しているからには、テレビさえ買い換えれば日本全国どこでもテレビが見られるものだとばかり思っていたのだが、違ったようだ。
まあこれは、見なければよいだけということで、解決。
田舎に暮らすのだから、テレビなど見ずに、夜は蛙の鳴き声でも聞きながらのんんびり過ごせばいいのかなとも思う。

で、今私の中で一番問題なのが、杉の大木の伐採をどうするかということ。
我が家の土地の半分は杉林で、ウチの隣も杉林。
この土地を買う前は、不動産屋が「なあに、杉の木なんて一日2万も払えば切ってもらえるから、南側は全部切ってもたいしたことはないよ」と言うものだから、私も夫もすっかりその言葉を信じ込んでしまった。

ところがどっこい、杉の木を切るのに1本3万はかかる。解体屋に頼むのが一番安いと聞いて何社か見積もりを取ったが、どこも1本3万円程度だ。便利屋に至っては、1メートルあたり1万だから20メートルの杉の木を切るのなら1本20万だと言う始末。

さて、どうしたものか?
不動産屋に文句を言ったら、「あれ? たしか1日2万くらいだと思ったんだけど、1本いくらっていうやり方しかしてもらえないんだなぁ。困ったな」だと。挙句の果てに、夫に「もっと働いて稼いでくださいよ、旦那さん」と言い、私には「奥さんもパートに出て稼いで下さいよ」ときたもんだ。

それから毎日、目が充血するほどパソコンの前にへばりつき、インターネットで安く木を切ってくれそうな業者をさがしまくり、電話しまくった。

で、わかってきたことは・・・
1.木を切るだけならそれほどお金はかからない
(といっても、これも業者によって1本1万円以上とる場合と一日いくらと計算してくれる場合とあり、かなり激しい開きがある)

2.切った木を敷地のすみによせておくためには機械を入れる必要があり、これにお金がかかる

ということ。

だから、最初は木を切ったまま放置してもらうことにして、後から夫がチェーンソーで切ろうか、という話になった。

がしかし、それでもやはり10万円くらいはかかってしまいそうだったし、後から切るといっても大変なので、どうしたものかと悶々としながらネットを検索していると、原木市場というところで買い取ってもらえるという情報をGET。
さっそく千葉の原木市場を探し出し、電話したのだが、やはり世の中甘くはない。
国産の杉の木の価格は暴落していて、木を売っても経費を差し引くと赤字になる場合も多々ある、とのこと。しかも、木の質がわからなければ買い手が付くかどうかも判断できないという話だ。

「どうしたらいいんでしょう???・・・」
電話口で途方にくれていると、原木市場の人が「どこでしたっけ?多古町? それならねえ」と、材木屋さんを紹介してくれた。その材木屋さんは木を切ることも運び出すことも売ることにも熟知しているから、相談してみるとよいと言って電話番号を教えてくれた。

翌日電話してみると、なんと原木市場のオジさんが話を通しておいてくれたようで、「話は聞いてますよ」とすぐに対応してくれたのだった。
それで土曜日に現場で落ち合い、杉林を見ながら相談に乗ってくれることになった。

ダメモトで、これにかけてみようと思う。うまくいけば伐採費用はタダになるかもしれない。

さてどうなることやら。それは後日またこのブログに書こうと思う。


地鎮祭の相場&田舎の習慣への大いなる疑問

2009-06-14 | 家を建てる
2009年6月14日

今日は朝の9時から地鎮祭だった。


地鎮祭には事前に施主が準備する品々がある。
神社から送られてきたファックスにはいろんなものが載っていて、もちろん日本語で書いてあるからわかるはずなのだが、これがよくわかんない。

たとえば用意する品の中に”竹4本”とというのがあったのだが、私はてっきり、竹はホームセンターで買ってくるものだとばかり思っていた。
ところが実際は、竹はちゃんと葉がついているものでなくてはならないとのこと。
そのためには、前日の遅い時間か、もしくは当日の朝、竹林から竹を切ってこなくてはならないのだそうだ。そうでないと、葉がみんな落ちてしまうのだとか。

そんなことを言われても、竹林をもっているわけでもないし・・・
神社に相談すると、普通はハウスメーカーが用意してくれるのだという。
がしかし、ハウスメーカーが勧めてきた地鎮祭を断ってしまったので、頼みにくい。

ちなみに、話が横道にそれるが、地鎮祭は絶対、家を建てる地元の由緒正しき神社にお願いするに限る。とても親切丁寧だし、良心的な値段だ。最近はいわゆる『地鎮祭屋』なるものがあって、そういう神社は地鎮祭だけをやっていて全国どこにでも出張してくれる。ところが値段は高いし、なによりもこういうところにたのむと、”神様が来ない”そうなのだ。それじゃあ、意味がない。
私は、佐倉の摩賀多神社にお願いして、玉串料は3万円だった。友人知人にも聞いてみたが、どこでもだいたい3万円程度だそうである。一方、ハウスメーカーが紹介した神社は、全て込みで6万5千円。本来施主が準備するお供えの品々も、全てよういしてくれるそうなのだが、それにしても高すぎる。その上、かなり遠方から出張してくるとのこと。

話を戻すと、竹は結局、土地を仲介してくれた不動産屋に頼んだ。
普段は百姓(と自分で言っている)をしていて、不動産屋を兼業している。
名前は”スズキヒロシ”で、会社名は”スズヒロ”。一応社長だが、社員はいない。

スズヒロに竹を持ってきて欲しいと頼むと、「いいよ」と即答。
「え?? もしかして竹林でも持ってるんですか?」とたずねると、
「いいや。持ってねぇよ。そこらで切ってくるんだ」とのこと。

そこら????

スズヒロいわく、東京ではありえない話だが、田舎では当たり前なんだそうだ。
「所有権? なに?」
「まあ、そんなものもあるかもしんねえけど、竹を切ってほめられた話ではなかろうが、しかられるようなことでもあるめえ」

とまあ、これがいなかの常識なのだとか。
私たちが購入した土地には、伐根のあとかとおもうほどの大きなあなぼこがいたるところにあるが、これは売主が山芋をほったあとだそうだ。
売主がまだ自分の土地だった場所を掘ったのだから、これは私たちが文句を言えた道理はない。

がしかし、スズヒロ曰く、「まだ家が建つまでは誰でも勝手に山芋をほっていくだろうなぁ」とのこと。それも、田舎では”当たり前”なのだとか。
本当なのだろうか? 千葉の田舎だけの話なんじゃないの?と思わなくもないが、
山芋を勝手に掘っても構わないが、せめてあの大きな穴は埋めておいてほしいものだ。

また話がそれてしまったが、スズヒロは地鎮祭が始まる時間になっても、まだこない。夫が電話すると「ああ、竹切ってたら、遅くなっちゃった。あと20分くらいでつくかな」との返事。
多忙なハウスメーカーの営業マンは、ムッとしている。

結局、20分遅れで地鎮祭を開始。
曇っていて寒かったが、雨は降らなかったので、よかった。



芸術的な田舎暮らしを夢見て~トールペイントの作品展

2009-06-13 | 家を建てる
今日は朝から忙しい。
8:30分には橋本の公民館に行って、トールペイントの作品展の準備。
小一時間ほど手伝ってすぐに帰宅し、ゴミすてやら洗物などの家事を全てすませ、ついでに犬にウンチをさせて、成田へといざ出発。
今日は木を切ってくれる業者に来てもらい、見積もりしてもらい、通勤に使う駐車場を調べ、地鎮祭のお供え物を買う。夜は安いホテルに泊まり、翌日は地鎮祭だ。

とまあ、盛りだくさんだったのだが、今日は趣味のトールペイントについて、書こうかな。

トカイナカで”芸術的ないなかぐらし”を目指しているワタクシは、夫から皮肉たっぷりに”おけいこセレブ”と呼ばれ、「少しは働いてくれ」と懇願されている。
ちなみに今習っているのは、デコパージュ、トールペイント、ニューヨークスタイルビーズアクセサリーだが、そのほかに月1度や単発のものとして、ワイヤークラフトと透明粘土があり、パーチメントクラフトにも”参戦”しようとしている。

その中でも私がもっとも長く(といっても2年ちょっとだが)、そしてもっとも熱心に通っているのが、トールペイントだ。
今日と明日が、その作品展だ。私は作品展に出すべく、”天使とバラの三部作”なる作品たちを、完成させた。

それらが、これ。




天使はペーパーナプキンを貼っただけだが、バラは私のレベルではなかなか難しかった(バラの葉っぱも!)。それと、ビーズやキラキラパーツでデコレーションしたのが、私なりの工夫かな。
とかの人が見てどう思うかは不明だが、私としては、満足している。




肉体労働な一日

2009-06-10 | 日記

バラの手入れは大変。
でも、天使のように咲くピエール・ドゥ・ロンサールを見ていると、やっぱり手入れがんばらねば、と思うのであった。

今日は激しくダルい一日だった。
昨日、夫が12時半に帰ってきて、朝は6時に起きて出勤したので、私もそれに合わせて寝起きしたため、睡眠不足。8時間は寝ないと辛い体質なのに、寝不足で一日中ボーッとしている。だから、ボーッとしていてもよい仕事=頭を使わない仕事に専念する。

まずは9時半に家を出て、アパートの草むしりに行った。管理会社に頼むと高いから、自分でやっている。まだ涼しいためか、蚊がいなかったのが助かった。
家に帰ってきて、今度は自分の庭の草むしりとバラの手入れをする。
枝が込み合ってきているのを放置していたせいで、愛しのバレリーナちゃんは、二株ともうどんこ病になっている。かわいそ。さっそく剪定しまくる。とにかく風通しをよくするべく、つぼみがついている枝も切りまくる。
下のほうについているはっぱもとりのぞくと・・・・

ギャーッ!!!
なんとも気色悪い、丸々と太った毛虫を二匹も発見。
はさみでちょん切り、天国にお連れする。
いくら毛虫とはいえ、命を奪うのは良心が痛まなくはない。しかもハサミでちょんぎるなんて、残酷だとも思う。
花を育てていて一番イヤだと思う瞬間が、これ。毛虫が気持ち悪いということより、殺してしまうことへの、なんともいやーな気分。
でも、そんなことを言ってはいられない。仕方ないんだと、自分で自分を説得する。

午前中肉体労働をしたら、午後はさらにダルくなってきた。
しかし、今日やっておかなければならないことはまだまだある。
午後からは、トールペイントの作品展に出品する作品にニスを塗り、デコパージュの宿題をやり、ここでギブアップ。

やっぱり、疲れたら休む。これは基本だろう。
ということで、犬と一緒にお昼寝をした。
犬はつまんなさそうだが、無理やりつき合わせて眠る。

そしてまた夕方から草むしり。

こうして、肉体労働な一日が終わった。
あとは風呂に入り、韓国ドラマでも見て寝ようかな。