成田空港トカイナカ『夢の家日記』

成田空港から6キロ、多古町に1915坪の土地を手に入れた夫婦と犬一匹。夢の家、夢の暮らしの実現を目指す日々の日記

生態系を守るガーデニングを目指す

2009-10-20 | 家を建てる
超久々の更新。ようやく、ちょっとだけ余裕が出てきた。
念願のマイホームが完成し、引っ越してきてあっという間に12日がたってしまった。家の片づけやら収納グッズを買いに行ったりやらで、毎日があっという間にすぎていった。
田舎暮らしの必需品、”田舎のベンツ”も5万円でGet。平成5年製のオンボロ軽トラックだ。
今乗っている車はオートマだが、軽トラックで安い中古を探そうとすると、マニュアル車しかない。マニュアルは怖いな、と思いつつも、なにせ15万円の予算では、あれこれ贅沢を言っている場合ではない。がしかし・・・それにしてもクサッ。臭すぎる・・・。その上シートは固いし、エンジンをかけると今にも壊れそうな唸り声を上げるし、今時手動でドアのカギを開け、窓はクルクルと回して開けるようになっている。でもまあ、仕方ないかな。安いんだから。

今日は引っ越してきてはじめて庭仕事をした。昨日、友人から引っ越し祝いにと贈られてきたミカイドウという木の苗を植え、あとは黙々と草むしりをした。
草むしりは嫌いな人が多いのかもしれないが、私は結構好き。瞑想と同じだと思う。ただ黙々と草をむしることだけに集中していると、とても癒される。こんなにむしったんだ、という達成感もある。それになぜか、終わった後、とても心地よい。疲れるけど、いやな疲れではなく、とっても心地よい疲れ。疲れているのになぜか、体が軽くてなんでもできてしまう。

やはり土いじりって、すごい癒しのパワーがあるんじゃないかな? 草むしりをした後、イスに腰掛けてボーッと庭を眺めていると、どんな庭にしようかというインスピレーションが泉のようにわいてきた。今まで植物図鑑やガーデニングの雑誌を見ながら必死に考えていても全然いいアイデアが浮かばなかったというのに、庭が自ら「ここにこんな花を植えてよ」「ここはこんな小道を作ってよ」と言っているかのように、たくさんのインスピレーションが懇々とわいてくるのが不思議だ。

田舎暮らしって、とっても楽しい。庭が広いって最高。今まで小さな庭で一生懸命にバラを育てていたけど、日当たりは悪いし土も悪いしで、あまりよく育たなかった。いつも害虫に悩まされていた。たぶん、ここにも害虫はいるだろう。でも、なぜかここに持ってきたらバラたちはとっても元気だ。

アブラムシだらけで持ってきてしまったバラには、米粒の半分くらいの大きさのナメクジのような虫が恐ろしい勢いでアブラムシを食べていた。
それはたぶん、今まで雑草ボーボーの、手付かずの状態にしていたからだろう。
だから生態系が守られていたに違いない。

でも、これから土を掘り返し、雑草を根絶やしにしてしまったら、どうなるのかな? 今はバッタもカマキリもてんとう虫も蜘蛛も、ミミズもいっぱいいる。カエルもヘビも、コオロギもカミキリムシもカナブンもいる。害虫も益虫もたくさんいる。雑草はボーボーで、土はフカフカだ。でも、一部ユンボで雑草を根絶やしにした箇所は土が固くなってしまっている。

これからどうやって、生態系を守りつつ、美しいイングリッシュガーデンを作ればいいのかな? 畑なら不耕起栽培とかいって、雑草をはやしておくやり方もあるけれど、雑草だらけのイングリッシュガーデンというのは、やはりいただけない・・・。

近所は畑ばっかりで、みんな除草剤と農薬を使っているけど、私の庭づくりは商売じゃないから、失敗しても農薬はあんまり使いたくないな。
といいつつ、前の家ではヨトウムシにアブラムシ、バラゾウムシと害虫に悩まされ、時々オルトランを撒いていたけど・・・。
病害虫に強い品種を植えたり、”根力”をつけたりして、農薬を使わないガーデニングを目指したい。



家の建築コストを抑えるための工夫

2009-07-15 | 家を建てる
予算が少ないので、できるだけコスト削減と思い、色々と努力してきたが、今まで削減できたものをまとめると・・・

○キッチン→18万円ダウン
サンウェーブをやめてミカドにしたら、同じグレードで18万円安く済んだ。
ハウスメーカーは当然のことのようにサンウェーブで見積もりを出してきたが、「ミカドじゃダメなんですか?」と聞いてみたら、あっさり「別に構いませんよ」とのこと。聞くのはタダなんだから、ダメモトで聞いてみるべし。

○浄化槽→30万円ダウン
補助金が出るので、30万円程度安く済んだ。ただこれも、黙っていたら出なかった。ハウスメーカーに「補助金て、でないんでしょうか?」と聞いてみたから「普通は出ないですけど、調べてみます」とのこと。ちなみに、普通は今現在済んでいる住民にしか出ないそうだ。私が住む予定の町は特別だそうである。それでも、聞いててみてよかった。くどいようだが、聞くのはタダなのだから。

○地鎮祭→3万円ダウン
前にも書いたが、ハウスメーカーに頼むと6万5千円だったが、地元の神社に頼んで3万円になった。

○杉の木の伐採→10~20万円ダウン
結局15万円で杉の大木11本と、その他一日でできる範囲の木を切ってくれることになった。5社くらい見積もりを取ったが、他は25~36万円だったので、一番安い。しかも、切るだけでなく太い幹は全て持って行ってくれるとのこと。あきらめずに調べてよかった。

○犬洗い用の流し→5.5万円ダウン
これは私の努力ではなく、ハウスメーカーであまっていた物を1万円で譲ってくれたもの。ただこれも、日ごろから私たちがコストダウンにうるさい施主だと思われていたから実現したのであって、そうでなければ6万5千円の新品を買うところだった。「高い」としぶっていたところ、「余っているのがある」ということで、安く譲ってもらったのである。

○フラット35からフラット35Sへ→200万円以上ダウン
これはただただ、営業マンに感謝である。頼んでもいないのにそうしてくれた。優秀な営業マンとの出会いは、コストダウンのためには重要である

○地盤改良→12.5万円ダウン
これも、営業マンのお陰。地盤改良費の半分を売主に負担してもらえるよう、営業マンががんばってくれた。私はまさか無理だろうと思ったのだが、営業マン曰く、「売主さんの整地の仕方に問題があったのだから、たぶん大丈夫だと思いますよ」とのこと。そしれ実際、費用の半分を負担してもらえた。

とまあ、これまでのコストダウンはこの程度だが、これから私が挑戦したいと思っているのは、登記を自分ですること。ハウスメーカーの設計の人に相談したら、「やめておいたほうがいいと思いますよ」とのことだったが、本もアマゾンですでに発注してしまったから、本を読んでから決めようと思う。多少大変でも、それでかなりコストダウンができるのなら、やる価値はあるだろう。



木を切るって高い

2009-06-30 | 家を建てる

木を切るのって高いんだワン


田舎の山奥(でもないが)に家を建てるのって、思ったより大変。
宅地に家を建てるのとは全然違う苦労がある。

まずは水の確保。これは井戸を掘ることで難なく解決。
それから排水。田舎は下水も通ってなければ排水溝もないというのも当たり前。
だったら汚水をどうやって排水すればよいのかというと、浄化槽できれいにしたあと、自分の土地に浸透させるという方法をとるそうだ。
このタイプの浄化槽が結構お高いのだが、町から補助金が出るそうだ。
これはかなり助かった。

それからテレビだが、この地域はなんと地デジに対応していないそうな。
この前行ったとき、近所の人から聞いて初めて知った。
あれだけテレビで”地デジ”、”地デジ”と宣伝しているからには、テレビさえ買い換えれば日本全国どこでもテレビが見られるものだとばかり思っていたのだが、違ったようだ。
まあこれは、見なければよいだけということで、解決。
田舎に暮らすのだから、テレビなど見ずに、夜は蛙の鳴き声でも聞きながらのんんびり過ごせばいいのかなとも思う。

で、今私の中で一番問題なのが、杉の大木の伐採をどうするかということ。
我が家の土地の半分は杉林で、ウチの隣も杉林。
この土地を買う前は、不動産屋が「なあに、杉の木なんて一日2万も払えば切ってもらえるから、南側は全部切ってもたいしたことはないよ」と言うものだから、私も夫もすっかりその言葉を信じ込んでしまった。

ところがどっこい、杉の木を切るのに1本3万はかかる。解体屋に頼むのが一番安いと聞いて何社か見積もりを取ったが、どこも1本3万円程度だ。便利屋に至っては、1メートルあたり1万だから20メートルの杉の木を切るのなら1本20万だと言う始末。

さて、どうしたものか?
不動産屋に文句を言ったら、「あれ? たしか1日2万くらいだと思ったんだけど、1本いくらっていうやり方しかしてもらえないんだなぁ。困ったな」だと。挙句の果てに、夫に「もっと働いて稼いでくださいよ、旦那さん」と言い、私には「奥さんもパートに出て稼いで下さいよ」ときたもんだ。

それから毎日、目が充血するほどパソコンの前にへばりつき、インターネットで安く木を切ってくれそうな業者をさがしまくり、電話しまくった。

で、わかってきたことは・・・
1.木を切るだけならそれほどお金はかからない
(といっても、これも業者によって1本1万円以上とる場合と一日いくらと計算してくれる場合とあり、かなり激しい開きがある)

2.切った木を敷地のすみによせておくためには機械を入れる必要があり、これにお金がかかる

ということ。

だから、最初は木を切ったまま放置してもらうことにして、後から夫がチェーンソーで切ろうか、という話になった。

がしかし、それでもやはり10万円くらいはかかってしまいそうだったし、後から切るといっても大変なので、どうしたものかと悶々としながらネットを検索していると、原木市場というところで買い取ってもらえるという情報をGET。
さっそく千葉の原木市場を探し出し、電話したのだが、やはり世の中甘くはない。
国産の杉の木の価格は暴落していて、木を売っても経費を差し引くと赤字になる場合も多々ある、とのこと。しかも、木の質がわからなければ買い手が付くかどうかも判断できないという話だ。

「どうしたらいいんでしょう???・・・」
電話口で途方にくれていると、原木市場の人が「どこでしたっけ?多古町? それならねえ」と、材木屋さんを紹介してくれた。その材木屋さんは木を切ることも運び出すことも売ることにも熟知しているから、相談してみるとよいと言って電話番号を教えてくれた。

翌日電話してみると、なんと原木市場のオジさんが話を通しておいてくれたようで、「話は聞いてますよ」とすぐに対応してくれたのだった。
それで土曜日に現場で落ち合い、杉林を見ながら相談に乗ってくれることになった。

ダメモトで、これにかけてみようと思う。うまくいけば伐採費用はタダになるかもしれない。

さてどうなることやら。それは後日またこのブログに書こうと思う。


地鎮祭の相場&田舎の習慣への大いなる疑問

2009-06-14 | 家を建てる
2009年6月14日

今日は朝の9時から地鎮祭だった。


地鎮祭には事前に施主が準備する品々がある。
神社から送られてきたファックスにはいろんなものが載っていて、もちろん日本語で書いてあるからわかるはずなのだが、これがよくわかんない。

たとえば用意する品の中に”竹4本”とというのがあったのだが、私はてっきり、竹はホームセンターで買ってくるものだとばかり思っていた。
ところが実際は、竹はちゃんと葉がついているものでなくてはならないとのこと。
そのためには、前日の遅い時間か、もしくは当日の朝、竹林から竹を切ってこなくてはならないのだそうだ。そうでないと、葉がみんな落ちてしまうのだとか。

そんなことを言われても、竹林をもっているわけでもないし・・・
神社に相談すると、普通はハウスメーカーが用意してくれるのだという。
がしかし、ハウスメーカーが勧めてきた地鎮祭を断ってしまったので、頼みにくい。

ちなみに、話が横道にそれるが、地鎮祭は絶対、家を建てる地元の由緒正しき神社にお願いするに限る。とても親切丁寧だし、良心的な値段だ。最近はいわゆる『地鎮祭屋』なるものがあって、そういう神社は地鎮祭だけをやっていて全国どこにでも出張してくれる。ところが値段は高いし、なによりもこういうところにたのむと、”神様が来ない”そうなのだ。それじゃあ、意味がない。
私は、佐倉の摩賀多神社にお願いして、玉串料は3万円だった。友人知人にも聞いてみたが、どこでもだいたい3万円程度だそうである。一方、ハウスメーカーが紹介した神社は、全て込みで6万5千円。本来施主が準備するお供えの品々も、全てよういしてくれるそうなのだが、それにしても高すぎる。その上、かなり遠方から出張してくるとのこと。

話を戻すと、竹は結局、土地を仲介してくれた不動産屋に頼んだ。
普段は百姓(と自分で言っている)をしていて、不動産屋を兼業している。
名前は”スズキヒロシ”で、会社名は”スズヒロ”。一応社長だが、社員はいない。

スズヒロに竹を持ってきて欲しいと頼むと、「いいよ」と即答。
「え?? もしかして竹林でも持ってるんですか?」とたずねると、
「いいや。持ってねぇよ。そこらで切ってくるんだ」とのこと。

そこら????

スズヒロいわく、東京ではありえない話だが、田舎では当たり前なんだそうだ。
「所有権? なに?」
「まあ、そんなものもあるかもしんねえけど、竹を切ってほめられた話ではなかろうが、しかられるようなことでもあるめえ」

とまあ、これがいなかの常識なのだとか。
私たちが購入した土地には、伐根のあとかとおもうほどの大きなあなぼこがいたるところにあるが、これは売主が山芋をほったあとだそうだ。
売主がまだ自分の土地だった場所を掘ったのだから、これは私たちが文句を言えた道理はない。

がしかし、スズヒロ曰く、「まだ家が建つまでは誰でも勝手に山芋をほっていくだろうなぁ」とのこと。それも、田舎では”当たり前”なのだとか。
本当なのだろうか? 千葉の田舎だけの話なんじゃないの?と思わなくもないが、
山芋を勝手に掘っても構わないが、せめてあの大きな穴は埋めておいてほしいものだ。

また話がそれてしまったが、スズヒロは地鎮祭が始まる時間になっても、まだこない。夫が電話すると「ああ、竹切ってたら、遅くなっちゃった。あと20分くらいでつくかな」との返事。
多忙なハウスメーカーの営業マンは、ムッとしている。

結局、20分遅れで地鎮祭を開始。
曇っていて寒かったが、雨は降らなかったので、よかった。



芸術的な田舎暮らしを夢見て~トールペイントの作品展

2009-06-13 | 家を建てる
今日は朝から忙しい。
8:30分には橋本の公民館に行って、トールペイントの作品展の準備。
小一時間ほど手伝ってすぐに帰宅し、ゴミすてやら洗物などの家事を全てすませ、ついでに犬にウンチをさせて、成田へといざ出発。
今日は木を切ってくれる業者に来てもらい、見積もりしてもらい、通勤に使う駐車場を調べ、地鎮祭のお供え物を買う。夜は安いホテルに泊まり、翌日は地鎮祭だ。

とまあ、盛りだくさんだったのだが、今日は趣味のトールペイントについて、書こうかな。

トカイナカで”芸術的ないなかぐらし”を目指しているワタクシは、夫から皮肉たっぷりに”おけいこセレブ”と呼ばれ、「少しは働いてくれ」と懇願されている。
ちなみに今習っているのは、デコパージュ、トールペイント、ニューヨークスタイルビーズアクセサリーだが、そのほかに月1度や単発のものとして、ワイヤークラフトと透明粘土があり、パーチメントクラフトにも”参戦”しようとしている。

その中でも私がもっとも長く(といっても2年ちょっとだが)、そしてもっとも熱心に通っているのが、トールペイントだ。
今日と明日が、その作品展だ。私は作品展に出すべく、”天使とバラの三部作”なる作品たちを、完成させた。

それらが、これ。




天使はペーパーナプキンを貼っただけだが、バラは私のレベルではなかなか難しかった(バラの葉っぱも!)。それと、ビーズやキラキラパーツでデコレーションしたのが、私なりの工夫かな。
とかの人が見てどう思うかは不明だが、私としては、満足している。




杉林の地主に木を切らせてもらえるよう交渉する

2009-05-31 | 家を建てる
2009.5.31

今日は朝8時半に家を出発。千葉の松ヶ丘にあるハウスメーカーに向かう。いよいよ家を土地のどのあたりに建てるかを決め、地盤調査を始める。その後は地鎮祭、そして着工。

ただ、田舎の広い土地特有の悩みも出てきた。そのひとつが隣の杉林。南から西を背の高い杉がたくさん植林されているため、夏はまあ良いとして、冬の午後は日当たりが極端に悪くなってしまう。

この問題を解決すべく、今日は午後から不動産屋とともに、隣の杉林の地主さんの家を訪ねる。木を何本か切らせてもらうためだ。不動産屋が”東京の菓子折り”を持ってこいと言うので、金曜日にわざわざ三越まで買いに行った菓子折りを持参した。

がしかし、せっかく三越で買ったにもかかわらず、三越の包み紙で包んでくれなかった。包み紙も手提げ袋も菓子メーカーのものだ。これではいったいなんのために三越まで行ったのかわからない。どんなお菓子で味がどうかなど、この際どうでもよい(とまでは言わないが)。重要なのは、三越の包み紙で包装してあることだったのに・・・。

お菓子のことを悔やみながら、不動産屋とともに杉林の地主の家を訪ねる。
家族全員、家にいた。とても気さくでよい人たちだ。
こちらで費用を負担するから木を何本か切らせてほしいとお願いすると、「いいですよ」と快諾してくれた。これで、日当たりの問題はクリアー。

その後、ようやく私たちのものとなったいとしの土地に戻ってくる。この前は気づかなかったが、敷地内には桑の木が3、4本あり、実がたわわに実っていた。これを犬のウンチ袋(といっても未使用のもの)にたくさん収穫して帰ってきた。

朝から頭が痛くてしんどい一日だったが、収穫の多い日だった。


苦節7ケ月、ようやく土地取得へ

2009-05-28 | 家を建てる
2009.5.28


多古町の土地。平坦地880坪と奥に続く杉林を合わせて1915坪

多古町(成田の隣の町)の土地を見に行ったのは、去年の秋だった。それから冬が来て、年が明け、春が来て、そろそろ梅雨がきそうだ。 めくるめく季節は流れ・・・。 その間、何行の銀行に融資をお願いしに行ったことだろう。その度に確定申告だ、住民票だ、印鑑証明だと、何種類もの資料をそろえ、米つきばったのように頭を下げて回った。でもこのご時勢。しかも田舎の土地。なかなか融資してくれる銀行はなかった。

それがついに今日、決済できることになった。京葉銀行を通じて住宅金融公庫のフラット35を借りられることになり、夫は雨の中、朝6時半に家を出て京葉銀行の松ヶ丘支店に向かった。

夢って叶うものなんだなぁ。本当に、心の底から純粋に”こうしたい”って願ったことって、きっと叶うんだな。しみじみ、そう思う。 私は本来が欲深い人間だが、欲を出して願ったことって、ただのひとつも叶ったことがない。でも、純粋に願うことって、きっと神様が聞いてくれるんだろうな。 だって、今回この土地を手に入れることが出来たのは、本当に奇跡だから。 最初は不動産屋を通じて京葉銀行に聞いて断られた、その後自分で千葉銀行、横浜銀行に行き、やっぱり断られた。それであきらめればよかったのだろうが、今度はみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行に行った。みずほはたくさんの資料を提出した挙句に断られ、りそなは現在の自宅の売却損までは融資できないと言われ、三菱東京UFJは家が売れたら貸してくれると言った。でも、家は一向に売れず、ゴールデンウィーク明けには期限切れになった。 その後、ハウスメーカーの営業マンに勧められて中央三井信託銀行に融資を申し込んだが、散々資料を提出した挙句、「宅地じゃない(山林)だから」という理由で断られた。 本当に、もうだめかと思ったが、またハウスメーカーの営業マンがフラット35なら大丈夫だからというので、京葉銀行に申し込んでくれた。そしてついに今日、土地の決済が出来ることになったのだった。

まあ、銀行というところは晴れの日にかさを差し出すようなところだというが、何とか土地が取得できてめでたい限りだ。 昨日は私のウン十ウン回目の誕生日だが、本当にすばらしい誕生日プレゼントとなった。 ああ、めでたい。