今日はミーちゃんの命日でした。
19才のお誕生日を迎えることなく、虹の橋を渡って行きました。
我が家で暮らしたのは5年半。
あっという間だったなぁ。
朝、顔を舐めて起こしてくれた事。
普段は抱っこを嫌がるのに、落ち込んでる時は膝に座ってくれた事。
セミやトカゲを持ち帰ってきて、阿鼻叫喚になった事。
笑って泣いて、沢山の数えきれない想い出。
永遠に愛しい子です。
親元で猫と暮らしたことはあったけど、家族が世話をしてくれてたし、自身で養育するという命への責任を持って迎えたのは初めての事。
「ああしていれば」
「これもしてあげたかった」
後悔というのではなく、今でも考えます。
もっと一緒にいたかったから。
思えば、不思議な出会いでした。
近所でよく見かけてたのですが、とっても愛想よく撫でさせてくれるし首輪もしているから、どこかの飼い猫だろうとは思ってました。
私達のことを覚えてくれて、あちらからニャーンと言いながら走って来てくれるまでになり、嬉しかったのをよく覚えています。
そんなある日、私が帰宅すると一緒に家の中にスルリと入って来たのです!
まるで自分も帰宅したかのように(笑)
フンフン鼻を鳴らしながら狭い我が家を探検し、少し眠って帰って行きました。
それを切っ掛けに遊びに来るようになり、飼い主さんが心配していないか気になり出しました。
「この子は一体、どこの子なんだろう?」
後をつけてみようと試みても、猫ちゃんは三次元で移動するので、塀の上や隙間に入られ見失うこと数回。
うーん、難しいっ!
謎のままです。謎だらけ。
しかもその時は、性別を間違えて認識してたのです。
小柄で仕草が可愛いから女の子だと思い込み、勝手に「三枝子ちゃん」と呼んでおりました。
パンチの聞いた声だから、弘田三枝子さんから取りました。
後に去勢した男の子だと判明するのですが(笑)
最初は1週間に1回くらいだったのが、毎日遊びに来るようになり、段々ミーちゃんの滞在時間が長くなっていきました。
お腹がすくだろうから何か食べさせないといけないし、そうなるとアレルギーとか持病とかも気になります。
何より飼い主さんの気持ちを思うと申し訳ないので、どうしようかと悩んでました。
近所で聞き込みをしても、情報は錯綜するばかり。
ある人は「この子を置いて飼い主が引っ越したのでは」と言い、
またある人は「遠くから来た迷い猫じゃないか」と言い、
なかなか有力な情報は得られないでおりました。
雨の夜のことです。
ライブを終え打ち上げにも参加し、深夜に帰宅すると玄関にミーちゃんがいたのです!
何時間そこにいたのでしょうか。背中が濡れて寒そうです。
風邪ひいちゃう!
駆け寄ったら、ご機嫌に「遅いよー♪早くドア開けてよー」と言うかのごとくニャーと鳴き、楽しそうに脚に頭を押し付けて来たのでした。
先に陥落したのはバンマス。
「もうこの子は家族だ!」
そのままドンキホーテに走り、トイレや猫砂やカリカリや缶詰や・・・とにかく猫グッズを一通り買いに行きました。
あんなに「情がうつるから」と関心がないようにしていたのに。
もちろん私も離れがたくなっていましたし、置き去りにされたり迷子で行き場がないなら、是非保護したいと思っていましたから大賛成です。
ミーちゃんが来てからひと月ほど経った頃、「うちに捨て猫ちゃんが居着いたんですよー」と、近所の美容院のママさんやクリーニング屋のおばちゃんに話してたら、「Aさんのところのいなくなった猫ちゃんに似てるかも」という情報が。
後日、お二人から話を聞いたAさんが訪ねてらっしゃいました。
「猫は最後に姿を見せないというから、あきらめていましたが、自分の目で確認したくて…」
家族同様のペットを亡くす気持ちは痛いほどわかります。
どうぞご覧下さいとミーちゃんを見て貰ったら、
「ミータちゃん!!」
ややオッドアイ、黒とグレーのサバトラ模様の一カ所だけが茶の毛色と、胸の輪の模様、シッポの形などで、Aさんの家の猫だったと判明しました。
奇しくも名前も似てる!
飼い主に置いて行かれたというのは、ガセネタだったのね。
正確には、二世帯住宅のAさんの家の階下で暮らしていたAさんのお母様と妹さんが飼っていた猫でした。
お母様が亡くなり、妹さんがフランスに移住する事となり、ミーちゃんはAさん世帯で暮らすようになったそうです。
とってもお母様になついていたから、寂しくなってずっと外をウロウロしていたとAさんがおっしゃいます。
そして二階のAさん宅では、他にも猫が二匹いてミーちゃんと折り合いが悪かったとか。
「この子が選んでこちらに来て幸せなら、どうぞ宜しくお願い致します。猫の意思を尊重します」
なんて器の大きい方でしょうか!
愛する大切な存在を信じて託す。
なかなかできることじゃありません。
私なんか内心、
「ミーちゃんを連れていかれたらどうしよう」
「もうウチの子なんだからっ!」
「お願い!この子を下さい」
みたいにぐちゃぐちゃドキドキしていましたから。
お恥ずかしい。
そんなわけで「ありがとうございます。大事にします!」と正式にうちの子となりました。
この時に、実はミーちゃんは男の子で、機敏でツヤツヤしてるから若いと思ってたらすでに13才の老猫だと判明したのです。
老猫でも、主治医がわかったのでひと安心。
ここまではまあまあ、よくある話。
ここからが不思議ですよ!!
なんとAさんの息子さん、バンマスが随分前に音楽を教えていた男の子でした!
当時は中学生だったそうです。
今は立派に成長して、プロのミュージシャンになってます!
しかもイケメン^^
実家がこの近所ということは聞いていましたが、まさか知り合いだったとは!
なぜわかったかというと、里帰りしてた彼とバッタリ会った時に、たまたまそんな話題が出て「マジかよ!?」とお互いビックリしました。
「タグチさんのところなら安心です!」と言ってくれて、バンマスと飲んだ折にミーちゃんに会いに来てくれたり、旧交を温めていました。
こんなご縁があるなんて!
思えばミーちゃんの話題でご近所さんに溶け込めたし、なんだか運命の猫ちゃんのような気がしました。
そんなに長くは一緒にいられなかったけど、この子の為に色々な事を頑張れるからありがたいなと感謝いっぱいで暮らしてきました。
ミーちゃんも楽しかったと思ってくれてたらいいな!
また虹の橋で逢おうね!
出逢った時にはもう「おじいちゃん」だったミーちゃん。
子猫の時代を知らない私達に、Aさんの妹さんが小さい頃の写真を送ってくれました。
かわいいー!超かわいいー!
親ばか(笑)
全ての猫に幸あれ!
サンキューパセリ!