2012/03/06放送 TVM 日本
監督：近澤駿
出演：戸田恵子、ＡＫＩＲＡ、渡部豪太、袴田吉彦、長嶋一茂、柄本明、黒谷友香、多岐川裕美、勝野洋、市川左團次、吉行和子、中村雅俊
日本テレビで放送された「3.11 その日、石巻で何が起きたのか ～６枚の壁新聞～」を見ました。
昨年3月11日に起った東日本大震災から間もなく1年。津波によって壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市。地域紙の石巻日日新聞社が震災翌日から6日間にわたって手書きの壁新聞で被害者に情報を発信続けた実話をドラマ化。
新聞社の社屋も浸水して孤立、そして停電、輪転機は水没、記者とも連絡が取れない状況の中で新聞発行は不可能と思われました。そんな中で、何とかして被災した人たちのために正確な情報を伝えたいと手書きで新聞を発行することに。後でこの新聞をネットの画像付きで見たときは、弱小の業界紙ですが一応新聞社と名前のつく会社に勤めてる者としては感動して泣きそうになりました。
記者の皆さんも被災者でもあるのに、少しでも多くの必要とされる情報を発信しようと発行し続けたことは素晴らしいと思います。社長役の中村雅俊さんは女川町出身だそうで、この役も特別な思いもあったでしょうね。記者の方々が撮影された実際の写真や、実際に流れた映像も交えて戸田恵子さんを中心に当時の様子が再現されていました。何も情報がないことは本当に不安だし怖いことなので、たとえ手書きだとしても大変意義のあることだったと思います。
このフエルトペンで書かれた壁新聞は、アメリカ・ワシントンD.C.の「報道博物館」（NEWSEUM） に永久展示されているそう...。
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