わたしが、安井かずみさんに持っているイメージは、
「かっこよくて、おしゃれで、コケティッシュ」
きのうのドラマでは、闘病生活中心だったから、そのイメージはちょっと違った。
それでも、いったん退院して、家に帰ってきて、新しいドレスを着て、「全部着るまで死にきれないわ」
加藤和彦さんは、愛するかずみさんに合わせて自分を変えていた。2人で作り上げていた理想の夫婦だったけど、無理はしてなかった。
最後まで、歌を作ろうとしていた。
感情の激しい人だったのかな。
お見舞いに来た薔薇の花を見て、「わたしを薔薇となんか競わせないで」
こんな言葉も。
「素敵な人生を歩きたければ、自分を好きになりなさい」
和彦さんの献身ぶりもすごい。
キャンティのバジリコスパゲティを食べてくるように頼まれて、食べに行ったり。
(かずみさんが、自分が知らない場所で食事をしてほしくなかった…ようです)
クリスチャンだったかずみさんと、和彦さんも2人で洗礼を受ける。神様に少しでも近づくように。
最後のハワイ旅行。
もうその頃には、自分の死期を悟っていたよう。
「いつまでもいつまでも愛するチャンスを与えてくださって神様ありがとう」
最後に書いた言葉は「金色のダンシングシューズが散らばって、わたしは人形のよう」
わたしには、ちょっと難しいドラマでした。