Yumi @ Sudan

北アフリカの国、スーダンでの生活日記

ドバイからハルツームへ

2005-07-06 | everyday
ドバイの空港から、ハルツームまで、私と同じ飛行機に乗った、スーダン人たちの武勇伝の数々。

ドバイのチェックインカウンターで、グランドホステスさんともめているおばちゃん。
初めて手に入れた、大事な洗濯機を機内に持ち込みたいとごねている。グランドホステスさんは、怒鳴るおばちゃんを一生懸命説得。もちろん超過料金の案内なんてできっこない。このおばちゃん、洗濯機のほかに、スーツケースを3つ。超過料金なしでスーダンまで運びました。

搭乗ゲートへ行くと、空港内で買った買い物袋を山ほど持っている人たちがいっぱい。私が機内に入った時には私の座席付近のキャビネットはスーパーのビニール袋でいっぱいだった。いくらスーダンではドバイのように物が売っていないとはいえ、これは買いすぎでしょう。と思ってるのは私だけでしょうか。

着陸すると、シートベルトサインも消えていないし、スチュワーデスさんが「座ってください」ってお願いしているにも関わらず、完全に無視。自分の荷物をキャビネットから取り出すと、どんどん前の出口の方へ進んでいく。そんなに急いでどうするの?って思うけれど、どうしても前に進みたいらしい。

入国審査は、前に進んだもの勝ち。
どんどん人が前に入ってくるから、自分も頑張って進まないといつまでたっても入国できない。
担当官に「日本人ですか?」って聞かれて、「はいそうです」って答えてるのに、「ニィハオ!」と大きな声で言われる。仕方ないから「サイチェン」と返して入国。

荷物が出てくるターンテーブルはなかなか回らない。やっと回り始めた頃にはスーダン人のおばちゃんたちはおしゃべりをはじめてて、自分の荷物に気づかない。同じ荷物が何度も何度も回っている。さっきはあんなに急いでたのになあ。
やっと自分の荷物に気づいて、「あら、見えなかったわー」と大声で笑う。


ハルツームに着いたら、スーダンでは今まで見たこともないような白い雲がふわふわ空に浮かんでました。
暑くてホコリっぽくて、でも空が広くて、みんなが大きな声で笑ってる。
私はやっぱりスーダンが好きだなあ。
コメント (2)
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