勇気を持って明るく「生きる」! -B型肝炎ウィルスキャリアの肝臓がん闘病記

  「あと半年、生きているかどうかわかりませんよ!」と医師に宣告され、がん(癌)を克服し「生きる」ことを考える。

「厚生労働省前座り込み行動」支援のお願い

2010年12月27日 15時16分24秒 | 明るく生きる




         2010年12月27日

「厚生労働省前座り込み行動」支援のお願い

         全国B型肝炎訴訟原告団

      <お願い>
 私たちは、現在10地裁で、613人で、予防接種での注射器の回しうちでB
型肝炎に感染した被害者として国に国家賠償を求めている原告団です。ぜひ、
「厚生労働省前座り込み行動」に対するご支援をお願い致します。

     <裁判の経過>
 2006年6月16日、最高裁は、昭和20年代から行われてきた集団予防接
種(法律で全国民に強制)で、注射器の回しうちが行われたために、5人の原告
全員がB型肝炎ウイルスに感染していること、国は、昭和20年代から、注射器
の回しうちによって、肝炎の感染が起こることを知っていたことから、法的責任
を負うことを示しました。
 しかし、厚生労働省は、「5人の問題にすぎない」として、被害調査すら行わ
ず、多数存在する被害者を放置しました。
 2008年3月札幌地裁へ、5月以降全国10地裁へ、予防接種によるすべて
のB型肝炎被害者に対する謝罪と償いを求める訴訟を提起しました。
 2010年3月には、札幌地裁と福岡地裁で、和解勧告が出されました。
 国は、「慎重に検討する必要がある」として、5月14日まで和解協議入りを
表明しませんでした。
 そして、ようやく10月12日に、賠償額を含めた和解案の全体像を示しました。
 しかし、その和解案は、キャリア被害者を切り捨て、被害者の全員一律救済を
拒否するものでした。
 その後、国は、札幌地裁から、再三にわたり、キャリア被害者を救済するよう
再考せよと求められてきましたが、今日の和解期日でも、何ら具体的な案を示さ
ない見通しです。
 仙谷官房長官と細川厚生労働大臣は、国会でB型肝炎訴訟の年内基本合意に尽
力すると答弁しました。
 国会での自分の言葉に責任を持たない政府により、年内解決が事実上困難にな
るものであり、とうてい容認できません。
 つきましては、明日より、政府の謝罪と全面解決の政治決断を求め、座り込み
を行います。
 皆様方の温かいご支援を(わずかな時間でも現場へ来場いただき、激励の言葉
をかけて頂いたり、一緒に行動して下さるよう)よろしくお願い致します。

    <行動予定>
12月28日
13時半~ 全てのB型肝炎被害者に対する謝罪と解決の政治決断を求める
    「真冬の座り込み宣言」 at 日比谷公園カモメの広場
15時~  官邸前 怒りの抗議行動
16時45分~ 被害者を生み出し、放置してきた厚労省前での、
     オレンジフラッグ&キャンドル・チェーン
     ※厚労省職員の仕事納めの日の帰宅時、厚労省を取り囲む
      余命宣告を受けたB型肝炎被害者には来年はない!
18時半~ 原告団会議
夜~朝  原告団、怒りの泊まり込み続行
     + 原告の訴えリレー

12月29日
10時 朝開始式 座り込み続行
12時 官邸前 謝罪と政治決断を求める抗議行動
15時 街頭宣伝行動 at有楽町旧マリオン前
    ※年末の都内繁華街にて、原告の訴えリレー
17時 官邸前 真冬の夜のオレンジフラッグ&キャンドル行動              

12月30日以降
毎日、民主党菅内閣の謝罪と政治決断を求めて、真冬の行動を継続!
    
(当面)
連絡先 B型肝炎弁護団 弁護士 菅 俊治
東京法律事務所
電話 03(3355)0611 FAX 03(3357)5742