勇気を持って明るく「生きる」! -B型肝炎ウィルスキャリアの肝臓がん闘病記

  「あと半年、生きているかどうかわかりませんよ!」と医師に宣告され、がん(癌)を克服し「生きる」ことを考える。

B型肝炎ウイルス感染者のみなさま 救済の道がまた広がりました!

2015年03月28日 10時09分01秒 | B型肝炎 真相究明・再発防止
みなさん、お元気ですか?
 
 今日は札幌のホテルにおります。
 夕方に福岡に移動して、肝炎サポート集会と元原告の偲ぶ会に参加します。
 
 昨日、札幌地方裁判所において、B型肝炎訴訟の和解(その2)が行われましたので、その報告をします。
 
 お時間がありましたら、和解のニュースをご覧いただければ、幸いです。
 
 今後もよろしくお願いいたします。
 
 

B型肝炎訴訟 救済枠広げ国と患者らが和解

3月27日 14時55分
B型肝炎訴訟 救済枠広げ国と患者らが和解
 
B型肝炎の患者や遺族が国を訴えた集団訴訟で、肝がんの発症から20年が経過した患者など、これまで給付金が受け取れなかった人も救済の対象とすることで原告団と国が合意し、札幌地方裁判所で初めての和解が成立しました。
予防接種の注射器の使い回しでB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者や遺族が国を訴えた集団訴訟では、4年前、原告団と国が基本合意して救済の枠組みが設けられましたが、当時は法律上、損害賠償を請求する権利を失う肝がんや肝硬変の発症後20年を経過した原告がいなかったことから、こうした人たちへの給付金の支給などは定められていませんでした。
その後、発症から20年たつ原告も現れたため、札幌地方裁判所の勧告によって協議が進められ、27日、原告団と国の双方が新たな救済策に合意しました。
それによりますと、死亡したり、肝がんや重度の肝硬変を発症したりしてから20年が経過しても900万円が給付されるほか、がんの転移以外で肝がんが再発した場合は、その日を起算点として給付金を受け取れるなどとなっています。
この合意に基づき、肝がんが再発した70代の男性と国との間で初めて和解が成立しました。
札幌市内で開かれた記者会見で、全国B型肝炎訴訟原告団の田中義信代表は「今回の合意は長年苦しんできた原告に救済の道を広げるものです。今後も恒久的な対策の実現に向けて努力したい」と話していました。
 

厚生労働相「和解の手続き進むよう取り組む」

塩崎厚生労働大臣は27日の閣議のあとの記者会見で、「今後は合意した内容に基づいて迅速かつ適正に和解の手続きが進むよう真摯(しんし)に取り組んでいきたい」と述べました。
厚生労働省は、今後、札幌や東京など訴訟が行われている各地の裁判所で和解の手続きを進めることにしています。