日頃、B型肝炎訴訟にご支持、ご協力いただいているみなさまに感謝申し上げます。
2013年6月28日に全国B型肝炎訴訟基本合意2周年集会が開催されました。
一昨年2011年6月28日に、3年以上に渡る裁判の末に、国の責任を認めた基本合意を締結して2年になりました。
改めて、裁判内外の活動を支えていただいたみなさまに御礼申し上げます。
集団予防接種等によるB型肝炎感染被害者は40数万人と言われていますが、原告は9,317名(2013年6月28日現在)に過ぎず、和解成立は3,769名と被害者の1%にも満たない数字です。
完全被害に気づいていない方、救済制度を知らない方がまだまだ多くいらっしゃるという実態です。
また、国の対応が遅れたために、被害を立証できない方も多数いらっしゃいます。
2013年6月19日、厚労省の「集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ahdf.html#shingi19
で、明らかになった当時の厚生省のずさんな対応「国の予防接種行政における体制や制度の枠組み、具体的運用等において課題があった」(検討会報告)ことからも、「再発防止策を全うするための組織のあり方の議論を続ける機会や場を設ける必要がある」ことは明らかです。
昨日の集会は、日テレNEWS24で見ることができます。
ぜひ、御覧ください。
B型肝炎“和解”合意から2年 感染者の今
http://www.news24.jp/articles/2013/06/29/07231350.html#
2011年、国はB型肝炎ウイルスへの感染は予防接種によるものだとして謝罪し、和解の枠組みについて原告と合意した。合意から2年の28日、東京都内でB型肝炎訴訟の元原告の集会が行われた。約40万人とされる感染者のうち、わずか3600人しか救済されていない現状を取材した。(動画配信のみ)