必要な調理器具や調味料(量)は、料理の腕前と好み(目的)で決まります。

「日本人の食事摂取基準」:男性の1日の食塩摂取量の目標値が8g未満,女性が7g未満という目標値があげられています。

味噌汁のさじ量

2017年04月04日 | 単身料理教室

 塩分濃度が0.8%(0.9%)(重量)前後がおいしいらしい。人体のそれも同じだかららしい。

 味噌汁の味噌量は水100gに対味噌10g前後という記述が多い。

 また、1人分の味噌汁の味噌は大さじ1、というレシピもある。

 1人分の水の量は180~200mlだから大さじ1の味噌は18gだから、比率は大体同じだ。

 では、塩分濃度はというと、大さじ1の味噌の塩分は2.3g。水200ml(g)に塩分2.3gは、1.15%だから、おいしい範囲になるのだろう。しかし、私には、しょっぱいと感じる。

 ところで、「大さじ」は「計量スプーンの大さじ」と思っていたら、どうもカレースプーン?の量らしきレシピも出回っている、としか思えないものがある。

 摂取する塩分量は、水の量、煮る時間と火加減で蒸発量が変わるし、具の水分量でも変わる。盛る汁や具の量も器の容量でも変わる。もしかして2杯目をおかわりすると、お味噌汁だけで4gの塩分摂取となる。

 他人に料理を教えるのはむずかしい、というより できないのです。ひとり一人 味が違うし料理の好みも違う。

  料理は慣れで作ることになるので、火加減も材料の量も味も塩分量も、最初に自分の塩分量はどうなのだろうと計って計算してみることから出発しないと、塩分が多めとなり、味もだんだん濃くなりがちです。

 調味料は一度入れると抜くことができないので、足して整える、というより、ごまかすことになるからです。

  あるひとが、味噌汁の小袋を半分ずつ使用して、2杯にして飲んでいた。「私、うす味だから」と言っていた。結局、1袋の塩分を摂取している。

 うす味、という言い方にも抵抗がある人がいる。お味噌汁だって味が濃くても具だくさんにすれば野菜1皿分がとれて、汁分が少なくてもおいしく食べられる。結局、お味噌汁はトータルの問題。