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詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

ブルックスブラザーズの話。

2020-06-22 12:39:17 | 千駄記

青山地区の再開発にともなうビルの建て替えのため
2020年8月30日(日)の営業をもちまして青山店はクローズいたします。
1979年より長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

青山店にお越しいただいた皆様と一緒につくりあげる
「メモリアルブック“THANK YOU AOYAMA”」。
お客様の大切な想い出やメッセージを、青山店のメモリアルブックにご記入ください。
メッセージをご記入いただいた方へ、先着でささやかなギフトをご用意しております。

9月4日(金)には表参道店が新規オープン予定です。
新たな店舗にて皆様とお会いできることを、楽しみにしています。



とのメールが届いた。
1979年に青山に開店したあの堂々たる店構えは憧れだった。
数年後、高校生になった私は何度か買い物に出掛けた。
近くにオウム真理教の本部があったのも憶えている。
USAサイズのゆったりした着心地が好きだった。
特に通っていた高校に制服がなかったのでブレザーと
ボタンダウンシャツとチノパンにローファーで通学していた時期もある。
当時は第二のアイビーブームでもあった時代。

地方での仕事を辞めて東京に戻ったころ
マイカーのナンバーを1818にしたこともある。
1818はブルックスブラザーズが創業した年であった。
青山本店に横付けして店員さんに見せたとき、
とても歓んでくれたのを思い出す。

ここ数年は青山に出かけることもなくなったし、
アメリカでも経営危機だとは聞いていたし、
青山のビルが解体されるのが理由だとはいえ
苦しい状況なのだろう。

数年前に公開されたレオナルド・ディカプリオの
『華麗なるギャツビー』はブルックスブラザーズが
衣装を担当していた.
映画館で観た最後の映画かもしれない。
今夜はブルーレイを再生しようと思う。


おしまい。