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悩む力

2009-11-15 22:21:18 | 自己啓発の成功本
「悩みなき人生こそ、貧しく不幸な生き方ではないか」
著者/姜 尚中 出版社/集英社 714円

◆目次
序章 「いまを生きる」悩み
第1章 「私」とは何者か
第2章 世の中すべて「金」なのか
第3章 「知ってるつもり」じゃないか
第4章 「青春」は美しいか
第5章 「信じる者」は救われるか
第6章 何のために「働く」のか
第7章 「変わらぬ愛」はあるか
第8章 なぜ死んではいけないか
終章  老いて「最強」たれ


悩む力』の著者、姜 尚中氏を御存知の方も多いでしょう。

テレビ朝日の『朝まで生テレビ』にもかなり出演されていて、その深い見識、独自の視点、独特の話し方など、その存在感は派手ではありませんが、独自のポジションを築かれている気がします。

それらは、在日という氏の出自と無関係ではないと思います。

「自分は何者か」「自分は何のために生きるのか」というテーマに苦悩してきた筆者だからこそ、「悩み続ける」ことによる“真の強さ”を獲得する生き方を提唱します。

筆者は、現代の日本人の苦しみを大きく2つ指摘しています。

一つは、市場原理主義経済の普及によって、共同体が崩壊しつつあるということ。そこには人と人との結び付きが希薄になり、発展による幸福よりは孤独の苦しみの方が大きいというもの。

もう一つは、グローバリゼーションによって、ボーダーレスに広がる情報ネットワークが誰もに夢を与えたが、実際は格差を生み、今までの価値観が失われ、変化を強要される苦しみというもの。

そんな変化を予測していた偉人が、夏目漱石とマックス・ウェーバーです。

「文明が進むほどに人間が救いがたく孤立していく。その流れはとめることができず、自分も乗っていく。しかし、ぎりぎり持ちこたえ時代を見据えてやろう」という思いが2人の著作から伝わってくる」と著者は語ります。


今を時代を生き抜くための、勇気付けられる一冊です。



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5 信じるということは4 人々の悩みの変曲点1 在日ビジネスm在日特権1 この人の本はとても売れますね^^1 悩む力は人を強くするのは大きな間違い



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