作家、脚本家の平岩弓枝が亡くなった。

NHKテレビ「お美也」でドラマ化
1932年生まれで91歳だった。
同じ1932年生まれの作家に
石原慎太郎、五木寛之がいる。
私が平岩弓枝を知ったのはテレビドラマ
日曜東芝劇場の「女と味噌汁」です。
私が高校生の時です。
芸者てまり役の池内淳子、妹分の小桃役の
長山藍子、置き屋主人役の山岡久乃
この三人の役がピッタリとはまり
演技者を見ているのでは無く
実際に何処かの置き屋を
覗いている感じでした。
出演者は少なく、
派手な制作費も掛かずとも
面白く、毎回楽しみだった。
私が平岩弓枝の本で最後に買ったのは
「水鳥の関」上・下です。随分になります。

NHKテレビ「お美也」でドラマ化
されました。
舞台は浜名湖です。
東海道新居宿の本陣の娘、お美也の生涯を
描いた物語りです。
モーパッサンの「女の一生」の江戸版か
とも言われました。
平岩弓枝は脚本家でもあるので
筋立てがいい、
私は映画やテレビドラマで
気に入った作品で原作があれば
洋の東西も問わず読みたくなります。
私は実際に新居宿がある新居関所を
ひとりで訪ねて見ました。
関所の近くに平岩弓枝の資料館が
あり、そこには平岩弓枝の自筆の書が
展示されていました。
今も資料館があるのか分かりません。
最後に良い作品をたくさん残してくれて
「ありがとう」の言葉を添えたい。