『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂 幸太郎 第25回吉川英治文学新人賞受賞
ペット虐待にまつわる出来事をきっかけにちょっとした事件が起きる。
登場人物は現実にはなかなか居そうにないキャラクターの持ち主が多く、
小説ならではの透明感もある。
人物のキャラクターに好感は持てるものの、じらされた割には結末はつまらなかった。
★★★☆☆
実はブログの更新をしなかったために、
入院中の読書を含め、読後感を書かなければならない作品が溜まっており、
この作品の読んですぐの感覚を忘れてしまった。
読んでいる最中はもっと好印象であったような気がする。
心もとなくて申し訳ない。
フィクションなのかどうかわかりませんが、作者(南木佳士)の心の病のつらさがトラを通してよく伝わってきます。切ないですね。
猫は孤高の動物だという印象がありました。しかし、トラは全身を飼い主にゆだね、両者は全幅の信頼関係で結ばれていたのですね。最後は少し涙しながら読みました。
トラの存在は鬱病を患う南木にとってはかなり大きなものであったようですね。
内田百の「ノラや」も読んでみたいものだとネットで市の図書館を検索した所所蔵していないとのことでした。
「乳と卵」読みました。
ありがとうございました。
近いうちに読後感をUPします。