よっちゃんの独り言

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24回目の母の命日

2017年12月09日 | 日記
今日は平成5年12月9日に亡くなった母の24回目の命日だった

先日、叔母(母の妹)から手紙が届き、一枚の写真が同封されていた

その写真は「生後半年ぐらいの子」を抱き綺麗な着物姿の母の写真だった

その子はまさに自分だった

母は戦後間もない時期に22歳の若さで私を生み、その後3人の妹を生んでくれた

戦後の大混乱の最中、出産、育児と食料にも困窮するなかほかの子と同じに懸命に育ててくれた

辛かったろう、今思うと楽しみは何があったんだろうと思うばかりだ

言いたいことを言い、わがままの限りを尽くす今の自分を顧みて母の辛抱強さを痛感させらている

子の成長を祈り、かわいい孫の姿を見てまもなく「交通事故」でこの世を去った


66歳の人生だった

ほんとうに優しい母親だった

どんなことも自分は我慢、年老いた義父母の世話も一心に続けた

母は7人兄弟の長女として生まれ、最年少の妹(私にとっては叔母)は私と4歳違い

鹿児島県に嫁いだ最年少の叔母は、帰省するたびに母の遺影に向かっていつもこう言っていた

「何度もなけなしのお金をそっと送金してくれ涙が出るほどうれしかったと」

兄弟思い、子や孫思いの母親は自分の楽しみを享受することはなかった


今日も三人の妹、そして私の子、孫が仏前で手を合わせた

幼い孫は母親に教わったのかきちんと正座し、両手を合わせ頭を下げる


早いもので母親の年齢を過ぎた

物忘れや勘違いも多くなってきた

これからも家族が仲良くする姿をみせていきたい