陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

裏神無月の巫女 第三貝

2007-10-11 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女

姫子はじつは隠し撮りのコレクションがありそう。
イズミさんの睨み顔の恐さは、オロチ衆をはるかにしのぎそう。













まじめな話。
姫子がなにか提案して。千歌音ちゃんにおそるおそるお伺いして。
で、千歌音ちゃんがそんな姫子を勇気づけるように、すごく優しい瞳になるのがすごく好き。最終話の輪廻の花園のときみたいな。

最後の笑顔。最高の笑顔。女神の笑顔。天使の微笑み。
碧玉の瞳。艶やかな黒髪。麗しい声。美しい指。気高いこころ。
彼女のすべてが消えてしまうなんてひどすぎる。未来になれないなんて悲しすぎる。ひとりで待つなんて寂しすぎる。
愛と別れを繰り返すなんて不条理だ。
こんなに、はかなく、美しくひとが死んでいいものかと。

涙に浸った悲しみの夜を忘れたくない。忘れられない。
だからなんども観てしまう、この物語を。
涙の量はあの日から変わっていない。いやむしろ二倍になった。
私は死ぬまで囚われている。きっと、ずっと。あの笑顔とあの声に。





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2 Comments

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Unknown (ユリミテ)
2007-10-19 20:15:30
お上手です^^
いやぁ、まさかこんな展開でくるとは!
恐れ入りました。
ブラック千歌音ちゃんを上回る勢いで、
姫子も相当黒いなとw
楽しませていただきました!
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ハンカチをありがとう。 (万葉樹)
2007-10-19 21:22:48

レスの速さにびっくりしました。そして泣いてしまいました。
笑いの拍手にそっと添えられた、白絹のようにこころを包んでくれる一枚の優しさをみました。
いつもこんな世界の偶然に甘えてしまえたらいいのに。
確実に終わってしまったことだけが苦しくて。
不器用に薄く笑うしかないんです。

今夜は泣かせてください。
空だって泣いていたのだから。あの物語が哀しすぎたたから。貴女の言葉が嬉しすぎたから。
涙の理由はいくらでも。

ブログは涙がみえないからいいですね。
明日になったら、かたちのわるい言葉をたずさえて貴女のところへ参ります。
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