陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「ターミネーター3」

2009-06-07 | 映画──SF・アクション・戦争


「ターミネーター」をはじめ、各局ではターミネーターラッシュといえそうで。
本日は03年公開のシリーズ第三作。初視聴です。

第一作では敵方だったターミネーター(どうしても一号って呼びたくなる(笑))が二作目と同様、未来の人類の救世主とされるジョン・コナーを殺人マシーンから救うという筋書き。ただし、今度の襲いくる相手は女性。

冒頭で第一作、第二作の簡単なまとめがあって、初見者にもていねい。
二作目で十三歳だったジョンは母とターミネーターとともに、運命の核戦争がはじまる「審判の日」、およびその元凶の組織スカイネットの誕生を阻止したはずだった。
その十年後、母を病気で失い目的のない生き方をするジョンは、幼なじみのケイトともども、2032年から送り込まれた最新型のT-Xに命を狙われる。身に覚えのない襲撃に脅えるケイトは、未来でのジョンとの因縁を明かされる。

CGは発達してますが、やはりジェームズ・キャメロンが監督をした第一作のほうがおもしろくて。といいますか、映像クオリティ高すぎて気持ちわるさアップなのが、なんともはや。
ファンがよくつくりたがる人気作の後日談を描いた二次創作のような気もしないでもない。

すこしへっぴり腰の青年と、死闘をくぐり抜けるなかで銃を勇ましく扱うようにもなる女性という組み合わせは、第一作そのまま。
ジョンの未来といい、けっきょく変えられない運命といい、やんわりと次回作への謎を匂わせて集結。
最後が主人公の解説で勝手に納得して終わっていて、もの足りない感じがありますね。
このラストに対する不満をうけて、TVドラマ「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」が07年に制作されたようですが、


監督はジョナサン・モストウ。
音楽も変わったようですが、無印のほうがスリリングでしたね。
シュワちゃんは、あいかわらずの筋肉美ですが、さすがにその顔には年を感じさせます。
ケイトを演じたクレア・デインズは、ディカプリオと「ロミオ+ジュリエット」で共演。
T-X役のクリスタナ・ローケンは、モデル出身とあって、立ち姿がさまになってますね。

そういえばT2の放映もあるんだっけ。
六月はターミネーター月間ですね。「ターミネーター4」の公開もあるし。

(〇九年六月七日)


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