
【註:このブログのレヴューは虚妄と背徳に満ち満ちております】
未来のオンナと書いて、妹。第四話のサブタイトルは「未来の妹」
しかし、前回で妹づくりを強制された祐巳と由乃。しかし、このふたりの未来の妹うんぬんよりも、その妹の未来のほうが気になりますよね。
というわけで。やってまいりました、妹オーディション。
しかし、薔薇御三家の出来レースであることを学生庶民は知っているのでありましょうか、どうも冷やかし半分な参加者が多そうです。
ちょいと考えてご覧なさいな、奥様(誰)
ふつうに考えればいわくつきのメンバーが勢ぞろいの生徒会。しかも、なにかっちゃいイベント大好きで人づかいの荒い幹部がいる組織ですよ?誰が好きこのんで入ります?たぶん、可南ぴょん(だから、その呼び方、どうなのよ?)だって、文化祭であんな恥さらしな役をさせられてこりごりだから、身を引いたんですよ。
では、皆さん。ちょっと、ここいらで薔薇ファミリーのメンツを、おさらいしておきましょう。
【紅薔薇】
水野蓉子:優等生で生まれたのに、セクハラ大魔王志望。飲み物味覚異常。そのうち大学でフェミニズムに傾倒して、デモに参加してそう。関係ないけど、「蓉」って角隠しをかぶっている花嫁に似てない?(知らんわ)
小笠原祥子:横髪アンバランス。マイペースお嬢様。低血圧、朝三暮四リーダー。どSな姉。若葉ドライバーなのにスピード狂。ホ〇疑惑のある王子様に片想い。対祐巳お説教ヴァイオレンス。一族に問題児(浮気性の父、破壊クッキングの母、ツンデレドリル女優)多し。ヒステリーゴジラなのに、主人公の凡人フィルターにより、なぜかしら女神扱いされる。なお外観が似ているお嬢様が細川姉に転生したが、苗字がわからないので桂さんと出会えていない(もうそのネタはいいから)
福沢祐巳:平凡を絵にしたような主人公。特技は善良。百面相タヌキ。しかし、災厄を磁石のように招き寄せることでは、ピカいち。じつは祐巳ならぬ弓のサーヴァントが召還できるなど、ただものではないツインテール。黒化するのを恐れて桂さんと疎遠になった。ホ〇疑惑のある王子様に狙われた弟がいる。
【黄薔薇】
鳥居江利子:デコバンド。妄想人にして脱力家。男子禁制ニシテ侵スベカラズのリリアン憲法を無視し、「なんとなく面白そうだから」という理由で、不純異性交遊ゴシップをもちこむ。性格の悪いペンフレンド有り。コブ付きの冴えない彼氏もいるが、無視してよいだろう。
支倉令:ヘタレ。剣道バカ一代。島津家家老。見かけはセーラーウラヌス、中身はジュピター。いちばんいい奥さんになれそうなのに、外見に阻まれて嫁の貰い手がないので、小僧と見合いまでする。
島津由乃:スール下克上。妹天下。三つ編みジャイアン。つごうのいい心臓病。マスクドライヤー(ただし有効なのは令ちゃんのみ)黄薔薇革命などの騒動が知られていちやく時の人に。が、いまだ封建的な姉妹制度が根付いているので、バブル崩壊以後に入学した安定志向型の下級生にまったく相手にされない。なので、いたいけな女子中学生をたぶらかそうとする、若紫プロジェクトを遂行。
【白薔薇】
佐藤聖:セクハラ大魔王、国籍不明のラテン系ボーイッシュ。猫大好き、無頼好き。用もないのに引退後のリリアンにことあるごとに出没し、原作の売上げにたいそう貢献する。
藤堂志摩子:コードネームは、ホワイトローズの死魔子。義父がヤクザ和尚、義兄が不良パティシェの極道育ち、天然ボケスマイルマフィア。仏教スパイ。逆らうと地獄送りにされるフランス人形。ミルフィーユで性格崩壊。
二条乃梨子:影の主人公。元姉にフラれて落ち込み中の志摩子にとりいって薔薇家に出世。仏像崇拝でマリア様爆破をもくろむ。ひそかにおじタクと交際。「お茶、お茶っすね」など、神聖な山百合会での言葉の乱れに日々尽力している。
ほらね、とんでもない顔ぶれでしょう?
(とんでもないのは、管理人の妄想力です)
まあ、しょうがないですね。もともとこの学園、縁故入学が多いらしいですから、おかしな連中が集まってもしかたありません。
しかし、茶話会でお茶菓子目当てにあつまってきた妹たちもしくは、モテない姉たちもハンパな人種じゃありませんでした。
たとえばこの一年生。髪型がどうみても明日のジョーです。これじゃあ、忙しい山百合会にはいっても、すぐに「燃え尽きたぜ…」と言いそう。
なかでも、注目株はやはり、内藤笙子ちゃんでしょう。山百合会メンバーズといっしょの写真に収まりたいから、妹にしてくれと祐巳にアプローチ。これでは資産めあてで男にいいよるお妾さんみたいです。さすがに祐巳も断っちゃいます。有名人と同空間に存在したかったら、オバマガールみたいに合成動画でもつくればいいのに。
で、けっきょく茶話会で妹のできなかったふたり。とくに由乃はピンチ。令ちゃんの剣道の試合の日、デコさまに妹を紹介すると大見得きっちゃったんですから。で、困っちゃったよしのんは、廊下でぶつかった有馬菜々を妹だといつわって報告。しかし、令ちゃんみたいにマヌケじゃないえりりんには、あっさり見破られてしまいます。というか、ぶつかった相手にロザリオ渡そうとするのって、祥子祐巳を踏襲してるのですが、令ちゃんと腐れ縁でスールになった由乃からすれば、こういう偶然な出会いのほうが斬新なのか。
逆に祐巳のほうが、妹になりそうでなってくれない妹候補を抱えていたり。由乃にくらべたら妹買い手市場なので、慎重に選びたいそうです。
この菜々ちゃんが、声どころか、姿まで江利子さまそっくりなので、びっくりです。しかし、菜々ちゃんは令ちゃんのほうに興味がある様子。黄薔薇組はおかしなトライアングルになりそうで、おもしろそうですね…といいましても原作の最新刊を読んでないのでどこまで進んだのかわからないのですが。
そういやデコさまって、一人称わたくし、なんですね。
祥子さまの喋りがすごーく年をとった感じがするんですけれど。
今期ってけっこう、次回予告のナレーションがふつうなんですね。
一期か二期か忘れたけど、「どうなるのったら、どうなるの、マリア様がみてる、みてるっ♬」っていうサンバのリズムの予告がおかしかったんですが、やってくれないんですかね。だったら、もうナレーションは川澄姐さんにしなさい(まだ云うか)