歌舞伎見物のお供

歌舞伎、文楽の諸作品の解説です。これ読んで見に行けば、どなたでも混乱なく見られる、はず、です。

3分あらすじ「実盛物語」(源平布引滝)

2015年07月11日 | 3分あらすじ
見る前に3分で読む用のあらすじです。

・えらい人が戦で死んだ。奥さんは危機一髪脱出して関係者のじいさんの家に隠れた。
・奥さま妊娠している。家は琵琶湖のそば。
・じいさんの孫が浜辺で人間の腕を拾った。白い棒みたいのを持ってる。巻いた旗だった。
・旗は死んだえらい人の大事な持ち物。
・奥さまがここに隠れてるのがバレた。生まれた子供が男だったら殺すと言って敵方の使者1と2が来た。
・使者1(かっこいいほう)が主人公。
・子供生まれたーと言ってじいさんが腕を持ってくる。さっきの腕。
・使者2がふざけんなと怒るけど、主人公がてきとう言って言いくるめる。使者2帰る。
・腕は昨日、主人公が切り落としたのだった。じいさんの娘だよね。旗持って逃げてたし。
・主人公がそのときの様子をかっこよく語る。
・死体が発見される。切られた腕にさっきの腕をつなぐと、女が生き返る。けどちょっとしゃべってすぐ死ぬ。
・このひとはじいさんの実の娘じゃなくて捨て子。ほんとはどこかのお侍の子供らしい。
・奥さまがほんとに産気付く。生まれる。男の子。やった。将来は死んだ父親のあとを継ぐぞ。
・じいさんが、死んだ娘の子供を将来家来にしてくれと言うけど奥さまは断る。娘の本当の親が夫の敵かもしれないから、うかつに家来にはできない。
・とか言ってたらさっきの使者2が戻って来て死んだ娘を蹴り飛ばす。
・子供が怒って持っていた刀で使者2を刺す。
・じつはこのおっさんが死んだ娘の本当の父親だった。
・自分は奥さまにとっては敵だから、自分を殺せば手柄になるから家来にしてもらえるだろう、と言って死ぬ。
・主人公も、いい人だけど立場上は敵。
・今はムリだけど、子供が大きくなったら戦場で再開して、殺されてあげようと約束する。
・主人公、馬に乗ってかっこよく帰る。

おわりです。

詳しいのは=こちら=です。


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