稚内を拠点に持つ日本最北端のバス事業者である宗谷バスで、今年に入ってからいくつかの
異変
が生じています。これまで考えられなかった事です・・・。その異変点を中心に紹介します。
最大の変化点は
新車
が大量に入った事です。宗谷バスは経営難から新車の投入がままならず、東急バスから中古車を入れる事で代替を図っていました。天北線をはじめとする長距離バスは新車で揃えられていますが、海岸を走る事が多く、U代以降ながら早くも車体がガタついている状態でした。そんな中で新車が大量に入ってきたのです。
新車でメインとなるのは
レインボーⅡ
です。宗谷バスは大型車で揃えられていたのですが、ここに来て初めて中型車を購入したという事になります。レインボーⅡはワンステで、稚内配置のものは天北線代替バスに入っています。天北線代替バスはワンロマタイプの大型車が入っていただけにグレードが落ちたような感じがしますが、こればかりは仕方がないです・・・。
レインボーⅡは稚内のみならず、
枝幸営業所
にも2台が配置されています。枝幸営業所は長距離路線(といっても所要時間が1時間未満ですが・・・)が多い関係で天北線用車両のお下がりで揃えられていました。そんな中で新車が直接入った事は大きな事ですね。枝幸所属のレインボーⅡは浜頓別線、音標・雄武線、歌登線などに入っています。
もう一つは
ブルーリボンシティハイブリッド
が入った事です。宗谷バスにとって初めてとなるノンステで、しかも日本最北端の大型ノンステとなりました。稚内市の補助金で投入されたもので、現時点は実証実験としてフェリーターミナル~宗谷岬~稚内空港を結ぶ路線に投入されています。この実験は9月末までなので、終了後は市内線に入ると思われます。
新車の投入に伴い、元東急バスの
P-HT223系
に廃車が発生し、数を減らしています。写真は廃車となって車庫内に留置されている№489(旭川22か1173)です。車庫が海の側にあり、更に海の近くをたくさん走ってきた事もあって車体に錆が多数発生していました。
ただ、P-HT223系は未だ3台が現役で、私が訪れた時はこのうちの
№488(旭川22か1172)
が稼働していました。ただ、この元東急バスのHT223系より元都営バスのP-HU233系が既に廃車されている事を考えれば、頑張っている方ですね・・・。
写真は
エアロエース
ですが、宗谷バスが投入したものではありません。エアロエースは沖縄の
那覇バス
が所有しているもので、沖縄での閑散期を利用して宗谷バスへ貸出しているものです。沖縄は夏になると観光が減り、観光バスや乗務員に余剰が出るのですが、逆に宗谷バスにとっては丁度繁忙期で車両不足を補うために貸出しているわけです。つまり、沖縄のバスが日本最北端へ出張するという考えられないシーンが見られたわけです。塗色は那覇バス塗色のままで、宗谷バス表記を加えただけになっています(ナンバーは旭川ナンバーですが・・・)。もし、正式に宗谷バス籍になったら東急グループ塗色に塗り替えますからね・・・。
また、那覇バスからは車両のみならず運転手とバスガイドも宗谷バスに派遣しています。上のエアロエース(旭川200か 767)の運転手とバスガイドが笑顔で応じているのが写っていますが、これは那覇バスの人のようです。なぜなら沖縄のバスの運転手は気さくに応じる人が多いからです。
札幌~稚内間の高速バス「わっかない号」に乗車した時、写真のエアロクィーンを利用したのですが、よく見ると
元京阪バス
の車両でした。後部の行先表示器を撤去した跡が残っているのと車内の座席が京阪バス柄のままで残っていた事からそう断定しました。バンパーからU代ですが、H-1897とH-1898の辺りでしょうね・・・。それにしても、日本最北端のバス事業者に行くとは思わなかった・・・。
以上になりますが、宗谷バスに異変が生じたのは宗谷バスが入っている東急グループがジェイ・ウィル・パートナーズというファンドの傘下に入った事だと思われますが、経営の厳しさを物語っていますね・・・。
尚、車庫内での写真は許可を得て撮影しています。
異変
が生じています。これまで考えられなかった事です・・・。その異変点を中心に紹介します。
最大の変化点は
新車
が大量に入った事です。宗谷バスは経営難から新車の投入がままならず、東急バスから中古車を入れる事で代替を図っていました。天北線をはじめとする長距離バスは新車で揃えられていますが、海岸を走る事が多く、U代以降ながら早くも車体がガタついている状態でした。そんな中で新車が大量に入ってきたのです。
新車でメインとなるのは
レインボーⅡ
です。宗谷バスは大型車で揃えられていたのですが、ここに来て初めて中型車を購入したという事になります。レインボーⅡはワンステで、稚内配置のものは天北線代替バスに入っています。天北線代替バスはワンロマタイプの大型車が入っていただけにグレードが落ちたような感じがしますが、こればかりは仕方がないです・・・。
レインボーⅡは稚内のみならず、
枝幸営業所
にも2台が配置されています。枝幸営業所は長距離路線(といっても所要時間が1時間未満ですが・・・)が多い関係で天北線用車両のお下がりで揃えられていました。そんな中で新車が直接入った事は大きな事ですね。枝幸所属のレインボーⅡは浜頓別線、音標・雄武線、歌登線などに入っています。
もう一つは
ブルーリボンシティハイブリッド
が入った事です。宗谷バスにとって初めてとなるノンステで、しかも日本最北端の大型ノンステとなりました。稚内市の補助金で投入されたもので、現時点は実証実験としてフェリーターミナル~宗谷岬~稚内空港を結ぶ路線に投入されています。この実験は9月末までなので、終了後は市内線に入ると思われます。
新車の投入に伴い、元東急バスの
P-HT223系
に廃車が発生し、数を減らしています。写真は廃車となって車庫内に留置されている№489(旭川22か1173)です。車庫が海の側にあり、更に海の近くをたくさん走ってきた事もあって車体に錆が多数発生していました。
ただ、P-HT223系は未だ3台が現役で、私が訪れた時はこのうちの
№488(旭川22か1172)
が稼働していました。ただ、この元東急バスのHT223系より元都営バスのP-HU233系が既に廃車されている事を考えれば、頑張っている方ですね・・・。
写真は
エアロエース
ですが、宗谷バスが投入したものではありません。エアロエースは沖縄の
那覇バス
が所有しているもので、沖縄での閑散期を利用して宗谷バスへ貸出しているものです。沖縄は夏になると観光が減り、観光バスや乗務員に余剰が出るのですが、逆に宗谷バスにとっては丁度繁忙期で車両不足を補うために貸出しているわけです。つまり、沖縄のバスが日本最北端へ出張するという考えられないシーンが見られたわけです。塗色は那覇バス塗色のままで、宗谷バス表記を加えただけになっています(ナンバーは旭川ナンバーですが・・・)。もし、正式に宗谷バス籍になったら東急グループ塗色に塗り替えますからね・・・。
また、那覇バスからは車両のみならず運転手とバスガイドも宗谷バスに派遣しています。上のエアロエース(旭川200か 767)の運転手とバスガイドが笑顔で応じているのが写っていますが、これは那覇バスの人のようです。なぜなら沖縄のバスの運転手は気さくに応じる人が多いからです。
札幌~稚内間の高速バス「わっかない号」に乗車した時、写真のエアロクィーンを利用したのですが、よく見ると
元京阪バス
の車両でした。後部の行先表示器を撤去した跡が残っているのと車内の座席が京阪バス柄のままで残っていた事からそう断定しました。バンパーからU代ですが、H-1897とH-1898の辺りでしょうね・・・。それにしても、日本最北端のバス事業者に行くとは思わなかった・・・。
以上になりますが、宗谷バスに異変が生じたのは宗谷バスが入っている東急グループがジェイ・ウィル・パートナーズというファンドの傘下に入った事だと思われますが、経営の厳しさを物語っていますね・・・。
尚、車庫内での写真は許可を得て撮影しています。
サイクリングで稚内付近を走りまわった時
宗谷バスのバス停で「○○前」という名前のバス停をよくみました。○○には家のなまえが入ります。つまり山本さんが経営する牧場のまえなら「山本前」って感じです。
コメントありがとうございます。
家の名前が入るバス停って、オホーツク海沿岸の路線には結構存在していましたね。○○宅前とか・・・。みんな牧場の前にあるバス停でしたが、広大な北海道ならでの名前ですね・・・。他にアイヌ語や○号線など見かけました。
宗谷バスも確かに定期観光バスがありましたね。
最近また1台レインボー2が入ってきました。
或るところの話ではエアロスターも旭川で待機中!?
との事らしいですよ。
レインボーはエンジン音が軽いですので
過去に在籍したRRを彷彿とさせるものがありますね。
室内も狭いのでアットホーム感が…
コメントありがとうございます。
宗谷バスにレインボーⅡがまた入りましたか。宗谷バスが新車を活発に入れているのもこれまでになかった事ですね。エアロスターが待機中という話も聞きました。オンボロだらけの市内線に入るのかもしれませんね。
天北線代替バスに入ったレインボーⅡに実際に乗りましたが、かなり狭かったです。