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TPPってどうなったの?

2012年08月10日 12時10分19秒 | ニュース

最近TPPの話はトント聞かれません。

wikiで調べたところ、参加表明はまだしていないんですね。

最近このTPPに含まれるであろう、いわゆるISDについてと、ニュージーランドのTPP参加の真の狙いについてご紹介します。

ISD:投資家対国家の紛争解決 (Investor State Dispute Settlement、ISDS)

①ISD
このISDは、投資家の損失を守るための条項です。

例えば、米国が日本に何かを輸出しようとした時に、明らかに日本の法律のために輸出ができない場合には、国際連合国際商取引法委員会(UNICITRAL)仲裁規則又は投資紛争解決国際センターに仲裁を申し立てることができます。
この場合、審議に観点は投資家(通常企業)の利益のみで、その日本の法律が日本人の健康、環境、生活に関わるものであっても、そこは一切斟酌されないというものです。
法律は無視され、賠償金まで支払うというのがこれまでの結果実情です。

日本と米国が反対の場合ももちろん適用されますけれど、国力のある方が断然有利に働くの国際的定石となっています。

実際の事例(北米自由貿易協定で、カナダが散々な目にあった事例)が、Wikiに載っていますので参照下さい。
ISD(Wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E5%AF%BE%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E7%B4%9B%E4%BA%89%E8%A7%A3%E6%B1%BA

最近では2007年4月に締結された米韓自由貿易協定のISD条項のために、大損失を被った韓国国民が大統領を糾弾しているニュースは耳新しいところです。

②ニュージーランドがTPPに参加する真の狙い
2011年8月にWIKILEAKSがニュージーランドのマーク・シンクレアTPP首席交渉官が米国国務副次官補に送った文章が公開されました。

それによると、マーク次官補は「日本、韓国、その他の国から、絞りとることが長期的目標である」と述べています。

先ほどのISDではありませんけど、国力から言えば、遥かに小さいニュージーランドからもこんなことを言われています。ちなみに日本のGDPはニュージーランドの46倍です。


さて、TPPと言えばその反対する急先鋒は中野剛志氏です。
経産省から京都大学大学院准教授出向していましたが、2012年6月1日経産省に戻りました。

この一年TPP反対の意図はどこにあったのでしょうか?
だって、経産省って、TPPの主管部門の一つですよね。

本題に戻って、TPPのその後どうなったのか情報がほとんど発表されなくなりました。
消費税法案可決にともなう政局対応でそれどころではないのでしょうか?


WIKILEAKS文書
http://wikileaks.org/cable/2010/02/10WELLINGTON65.html#
WIKILEAKSの情報公開を報じる記事(JAPAN REALTIME)
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/8278/

[参考情報元]
米国丸儲けの米韓FTAからなぜ日本は学ばないのか (ダイヤモンド社)
http://diamond.jp/articles/-/14540
中野剛志氏が語る 米韓FTAよりひどいTPP交渉となるだろう (中野剛志)
http://www.youtube.com/watch?v=3kQEWuQttfg 削除
http://www.youtube.com/watch?v=uLvenY-eWTc (2013/04/20追加)


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
簡単に言えばISD条項は本来 (あっきー)
2012-10-24 02:35:02
発展途上国に先進国が投資をし、協力して儲けると、投資をした国にも利益を渡すのですが、その利益を投資国または会社に利益を渡さない時に、投資した方が相手の国を訴えると言うものですね。
だから元官僚のアゴの岸さんが、日本は今までISD条項で訴えられたことがない!だからTPPで米に訴えられると決まってない!て言いますが、今まで日本は訴える方(投資する側)だから訴えられる訳がないのです。しかし米はISDを先進国同士間に入れ逆手に取り訴えるのでTPP参加すると間違いなく日本はカモにされます。
それ以外にNVC条項、未来最恵国待遇、ラチェット規定、スナップバック条項、ネガティブリスト方式と最悪条項がTPPに組み込まれてくると思われます。米韓FTAでは入ってます。TPPはもっと毒素条項が入ると思われます。現にUSTRは日本には韓国以上の譲歩を求めるが、日本からの輸入は増やさない、米の輸出倍増計画だ。そうすることで米は利益が出ると、好き放題言ってます。
事実USTRのホームページに載ってますよ。
NVC条項、スナップバック条項、この二つだけでも凄い不公平です。
ニコ動の米韓FTAの不平等条約で岩上さんが毒素条項を詳しく説明されています。
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