美幌高校ラグビー部応援記

花園出場をめざし、練習に励む北海道立美幌高校ラグビー部の奮闘ぶりを紹介

美高魂

2008-04-24 23:13:13 | Weblog
君たちは知ってますか。



■忘れてはいけない軌跡
「昭和49年」「52年」「53年」。故・橋本定彦先生が率いた美高ラグビー部が、「花園」に出場しました。
美高ラグビー部員は決して忘れてはいけない、年号です。
2枚の写真は、2回目の「花園」出場を果たした、偉大な先輩方です。
右の写真の中央のスーツ姿の男性が、橋本先生です。どの選手も「いい顔」をしています。

■能力の差は小さいが、努力の差は大きい
写真は、平成18年にOBが作製された冊子「熱戦の跡・橋本先生を囲む会」から抜粋しました(勝手な使用をお許し下さい)。
冊子は、橋本先生が美高ラグビー部を指導した9年間の軌跡を振り返っています。
冊子の中で橋本先生は美高時代をこう述懐しています。
「人間は生まれながらの能力の差は小さいが、努力の差は大きいということを9年間のラグビー顧問を通じて知ることができました」、と。
とても意味深い言葉です。

■伝統校
オホーツクにおいての高校ラグビーの伝統校は、間違いなく「北見北斗」。橋本先生も北斗OBで、現役時代は「花園」決勝まで進んでいます。
「北見北斗」に次ぎ、「美高」もラグビー伝統校だと思っています。今までの先輩が脈々と築いてくれたよき伝統を、現在の部員にはしっかりと受け継いでもらいたいです。

■いつも堂々と
「花園」経験者の美高OBの方から以前、こんな話を聞きました。
OBの方が高校時代、ある大会に出場するため遠征しました。試合前のグラウンドでは強豪校の選手がアップしてる。遅れて到着した美高の選手もグラウンドの空いているスペースでアップしようとしたところ、橋本先生から「グラウンドの中央があいているぞ。あそこで堂々と準備運動をやれ」と指示が飛んだそうです。
OBの方は振り返ります。
「橋本先生流のやり方。『いつでも堂々としていろ』という意味だったと解釈しています」

■美高魂
美高ラグビー部が「花園」から遠ざかり、長い月日が流れました。
橋本先生から始まった「花園」行きのバトンは、現監督の佐々木監督がしっかりと握っています。
現部員は、橋本先生や先輩方と同じ「美高魂」を忘れずに試合に臨んで下さい。
期待してます。


~名言集~その5
「ラグビーを通し、生徒に『やればできる』という自信を持たせるのが私の夢でした」
                               橋本定彦先生