猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

「輪違屋糸里」浅田次郎著

2007-05-12 | 舞台とか映像とか音楽とか本とか
輪違屋糸里 上 (1) 輪違屋糸里 上
価格:¥ 580(税込)
発売日:2007-03
輪違屋糸里 下 (3) 輪違屋糸里 下
価格:¥ 580(税込)
発売日:2007-03

やっと文庫本での発売。読みたかった本だけに通例の本一気読み・・・したかったんだけど、なぜかこの本はつっかえつっかえで。う~ん。やっぱり「!」の影響が強いのか?どうにも・・・。

でもな~、同じ浅田次郎さんの壬生義士伝は、そんなことなかったのにな。映画見て配役知ってても「!」とは違う目線で読めてたし。夢中になって一気読みだった。

のに・・・。なんか、ちょっと・・・

・・・この本の土方が好きじゃないから、かなあ。いろんな本を読んできて、土方はこういうことはしない、と、まあ勝手な思い込みなんだけどね。

永倉にしても沖田にしても、芹沢鴨にしてもなんでも、ちょっと、なあ

お梅(と芹沢鴨)の物語って言われたほうがしっくりくるよな気もする。っていうか、その線で書いてほしかったな。そのほうが読みたい。この本のお梅で。

そう、お梅の悲しみだけ、後に残った。糸里は・・・いない。主人公なのに(たぶん)。吉栄にしても、なんだかなあ。

そう、そうね、「ひとりがたり」が、壬生義士伝のときにはすごく効果的で感服仕った!のだけど、この本ではなんだかまとまらないというか、こう、ね、うまく書けないけど、「しゃべりすぎ」「語らせすぎ」じゃないかなあって思うところも。だから上で書いた『ちょっと、なあ』になって・・・。すっごく失礼なのはわかっています。でも。

ドラマにもなる。TBSで8月2夜連続の。ええと、糸里が上戸彩、土方が伊藤英明。本の帯にはもう伊藤土方と上戸糸里の写真が。またしても、う~ん

伊藤英明さん。なんか違うよな~。土方自体はおいといて、この本の土方役。違うなあ。まあ山本さんだって「え~っあの文也くん!?だったからな。で、この土方も山本さんを!って言うのは無し。この小説の土方は、違う(違うって、あんた!)。いや、この土方をってリクエストされたらきっと彼は“この本の土方”を演じるとは思う。でも・・・ね。それは違う(だから、違うってなんだ!)。

芹沢鴨が中村獅童かも(?!)・・・。

お梅が、中島朋子って書いてるところもあった・・・。

そして上戸彩。・・・。

じゃあ、それぞれ誰が?と聞かれても、この本自体に思いを乗せられないから浮かばない。ただ、このお梅も鈴木京香さんで見たいと思った。江戸弁の鈴木お梅。獏連女。くらくらしない?

製作TBS。時代考証・・・といっても幕末だからそれほどの“ある意味お楽しみ”は、ないか。

なんだかんだいって結局見ちゃうんだろな、きっと。で、白虎隊(@テレビ朝日)状態だろうな・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿