猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

・・・。

2006-04-01 | 伊豆高原から伊豆をぐるぐる

『キャベツロールと蕎麦のお店』

通称「池道」沿い。東京でお蕎麦屋さんを営んでらしたが、伊豆高原へ移られて開店。フランス料理はじめいろいろなところで修行なさってきたららしい。だからメニューも、お奨めのお蕎麦とキャベツロール(ロールキャベツではないらしい)のほかにもブイヤベースりお刺身あり。洋食和食いろいろ。

グルメ厨房『生田』さん。

前々から気になってはいた。もともとここには美味しい皿うどんのお店があって、それがなくなって寂しい思いをしていた(何度か新しいお店が開店した記憶があるが、いつの間にか閉まっていくことの繰り返しだったような)。ためしにお昼にチャレンジ。

蕎麦好きの私たち。まずはお蕎麦で、私は鴨せいろ。家人はお店の看板、ロールキャベツ(キャベツロール!)とお蕎麦のランチセット。

この、注文の時から「・・・」だった。注文をとりにこられた方がちょっと迷っている私たちに「キャベツロール、うちは美味しいですよ!蕎麦粉もうちで挽いてます。すっごく美味しいですよ!食べてみてください」云々。いや、

看板メニューだし美味しくなければおかしいでしょ?それでお金取ってるんでしょ?

なんとなく食欲失せるし引くし。まあ、入ってしまったものはしかたない、初めてだからとりあえず味見でと、我慢して注文。

最初にキャベツロール。「?」。肉の臭みは美味しいお肉にとっては旨みにもなるが、これは煮込みすぎなのかなんなのか、旨みが抜けて変な肉臭さが残ったなんともいえないものだった。ボソボソ食べているとお蕎麦が出て「美味しいからすぐ食べてください」と。キャベツロールを食べながらざる蕎麦という組み合わせは、案の定合わない。せっかくの蕎麦の味が死んでしまう。お奨めのセットだが、どうかと思う。セットにするなら先に蕎麦だと思うが。

で、お蕎麦。蕎麦自体のせっかくの風味も変な肉の味でとんでしまったが、つけ汁も、う~ん・・・。最初は辛口で好み?と思ったが、食べすすむにつれなんだか焦げ臭さ、そういう苦味が出てきて、最後に蕎麦湯で楽しむこともできず。

一応食べ終わってなんとも浮かない気分でいるところにまた・・・。レジの辺りに持ち帰りのできるケーキ?かなにかを売っていたのだが、それを見ていた会計をされている客にお店の方が「これはすっごく手間かかるんですよ。手間かけて時間かけて作ってるんですよ。だからすごく美味しいですよ」と。

だ・か・ら!

「美味しいもの」を「売って」いるんでしょ?お金頂くものに手間かけて、時間かけて作るのだって当たり前でしょ?客にわざわざ言うことではないでしょ?

ひねくれている?お店の方が奨めているのはわかるのだけど。

美味しい不味いは客の判断。手間かけるかけないはお店の問題。お金を頂く商品について、お店は内容の説明のみでいい。ホームパーティやプレゼントでもない。商売。

なんだかなあ~・・・の『生田』でした。


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