猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」・・・とうとう楽。

2007-04-15 | 山本耕史さん

もう1週間になるのかぁ・・・

「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」千秋楽が8日だった。

余韻というにはあまりにも大きななにかが残っている。

HEDWIGのせつなさ。かわいさ。

私には、

「Wicked Little Town」のときの表情は忘れられない。

そして、なんといっても、山本さんの声量。

「Midnight Radio」は震えた。

ずっと脳内リフレイン。

オリジナルのCD聞けずにいる。

CD、切に要望。

舞台バツイチ(いえ、ずっと前挫折し、以後避けていたというか・・・)の私には、山本さんが復縁させてくれたようなもので、その“生”の魅力のとりことなりつつある。お財布と日程と相談しつつチケットサイトを眺める次第。ぴあのプレミアムメンバーでもあるおかげで、情報には事欠かないし何より先行で取れる(抽選有)のだけど、ここからってなると交通(時間と費用!)っていう大問題もあって、なかなか、ね・・・。夜の公演は、帰ってこれないかもしれないという・・・。最終東京駅新幹線22時10分。どうよっ!

で、厳選に厳選かさね(!?)次は6月、実はずっと前から興味のあったコクーン歌舞伎をゲットしちまったい。


「HEDWIG」最前列!

2007-03-18 | 山本耕史さん

新宿FACE公演最後のころ、最前列で。

いや~、ドキドキものでした。

でも、ステージの造り、ライブ感、“熱”が直に伝わるのだけどそれは“芝居”であるため本当のコンサートと違う、っていうか、HEDWIGはもちろん演者たちの視線が頭の上を通り過ぎていってる感じが、いまいちな感もありました。(う~、変な日本語・・・。うまく書けない)

客席の盛り上がり方も見えないわからない。例えば、立ちたいけどどうなの?いいの?みなどうしてるの?って、こう、様子伺いながらな感じもあって、集中できないところも。

お芝居自体はもう、良いです。

最初のころと比べて動きからなにから柔らかくなって(歩き方もスムーズだった!)、HEDWIGと山本さんが無理なく重なって、彼女の悲しみが胸に来る。「Wicked~」は今回も泣き入り、そこからどんどん感情盛り上がってきて。HEDWIGが愛しくて愛しくて。かわいくて。

そしてトミー。舞台後ろからのライト。真中あたりの席だと完全にシルエットのみ。彼の体のラインの美しさ、なんというか、思わず見とれてしまう・・・。うわ~っとなってるうちに展開されるラストまでの・・・。

CD出ないかなあ。切望。DVDもほしいけど、いつでも彼の彼女の歌が聞けるほうがいい。

さて、もう一度。ファイナルステージのチケットとってある。楽しみでもありさみしくもあり。


「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」その2

2007-02-21 | 山本耕史さん

なんだかまだどきどきしてる。

パンフレットはレスリー・キーさんによる写真集のような。公式HPの写真の、妖艶なHEDWIG。これで期待していくと、いい意味で裏切られ・・・そう、18日に書いたようにヘドウィグはああじゃないと最後が生きない。でも残念。こんなきれいなHEDWIGも見てみたいのが正直な気持ち。

共演は中村中さん。

昨年10月、日本テレビのドラマ「私が私であるために」をなにげなく、ほんとにたまたま、見た。主人公の女の子に「化粧どうにかせいっ」ってつっこみながらも展開に興味もち、内容を知ってちょっと引き、正直あまり受け付けるものではなかったんだけど、見ているうちにだんだん引き込まれ、結局最後まで見てしまったドラマ。

性同一障害をカミングアウトするミュージシャン「蓮見 凛」をやっていたのが中村中さんだった。そのときは「へえ」で終わっていた。透明な感じのきれいな人だなとは思った。そしてドラマの中で流れていた「友達の詩」がずっと耳に残り・・・。

「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」のキャストであることを知って「20へえ」。

山本さんの顔の小ささ、顔のつくりもある?シアターガイドその他、二人並んでの写真見ると、中村さんのほうが男顔に見えてしまう。“個”で見ると気にならないのに。輪郭その他、華奢なんだけどね。体格はもう、ぜんぜん。

最後、イツァークがドレス着て鬘かぶって女として出てくる。後ろから客席通路通って。間近で見て、きれいだなって思った。でも舞台上がって・・・並んだ、化粧とって上半身裸の筋肉もりっの山本さんのほうが、ずっときれいに見えてしまった。

歌、さすがです。でも演技は「?」。舞台上にはずっといるんだけど、そしてからんではいるんだけど、う~ん・・・。演出上しかたないのかもしれないけど、なんだか気になる存在(あまりいい意味ではなくて)。でも、ま、舞台で演技としては初めてだし。まだ3日目だし。どう存在感を“表す”か、どうなっているか次回に期待。

新宿FACEからJR新宿駅東口まで、目立つのは慎吾ちゃんの看板・・・。なんだか、胸にちょっと来た。いい気分。


「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」

2007-02-18 | 山本耕史さん

今でも背中がなんだかぞくぞくしている。胸がいっぱい。

昨日、新宿FACEにて。劇場ではないだけに、ちょっと引くものあり。きれいに清掃されてるけど、ちょっとね。ロビー狭いし(というか、通路)。

花がいっぱい贈られていた。何気に見ながら会場待ち。そして。

オープニング。「Tear Me Down」とともに後ろのドアから入ってくる山本ヘドウィグ。

通路に近い席で、通るヘドウィグ目の前で見た。いくら山本さんのファンでも、いや事前に知ってはいたけど、さすがにあのメイクはどうかと思った。あの鬘はナンだと思った。ちょっとひどいな~と。

だけど、それが・・・きれいになっていくの。

「The Origin of Love」「Sugar Daddy」

そして、悲しくなってくる。

「Wig in a Box」

私のとどめは「Wicked Little Town」。舞台後方に下がって椅子に座って歌うヘドウィグ。スポット浴びて歌うヘドウィグ。神々しいくらいきれいに見えてセクシーで・・・悲しくて。涙でた。身動きできなかった。拍手するどころじゃなかった。

「泣くのは、泣いてないと笑っちゃうから。」

「笑うのは、笑ってないと泣いちゃうから。」

どんどん引き込まれていく。

・・・ラスト。あのメイクが、あのメイクたる理由。素のヘドウィグ。Tommy。Tommyの歌う「Wicked Little Town」。そして「Midnight Radio」。

あっという間の1時間40分。

翻訳された北丸雄二さんのブログ読んで、さらに反芻。

やっぱり歌うまいなあ。あらためて実感。“聞かせて”くれる。“感じさせて”くれる。英語なのが残念とは思うけど(英語でいいけど字幕あればさらにいいんだけどな)十分伝わってくる。演技は言わずもがな。ただ、まだ硬い?これがどうこなれていくか。あと2回見に行ける。楽しみ。

正直、ハードな曲の時にはノリタカッタ。タチタカッタ。聞いているとね、ワーッとなって思わず体が動く。座ってるのがつらくなる。でも、これはライブじゃないし、コンサートじゃないし。微妙なんだけどね・・・。

にしても、きれいな体。無駄な肉がなにもない。もう、ダンナ以外の男の人の体というものを見る機会はほとんどないだろうし、いやプールやら海やら、あるかもしれないけど、これほどのものはきっと絶対ないだろうと思う!(断言) 思わず手を合わせそうに・・・。

ああっ、どうしよう、あとの2回のうち1回は最前列真ん中あたり。うわ~目の前で★※○×・・・。

つくづく東京在住の方がうらやましい。いつでも時間あればいける。取れるんだよね。交通費考えたら、さらに何回か。ちぇ~っ。


『tick,tick...BOOM!』

2006-11-12 | 山本耕史さん

11月7日東京千秋楽。世田谷パブリックシアターにて。

内容その他はこちら

はじめての山本さんの舞台。歌はCDで聴いていたけど、あれほど声量がありしっかりした声とは思わなかった。あらためてドキドキ。見つめているだけの2時間半・・・

い、いえ、ミュージカル堪能。

一人芝居のような舞台。ほとんど全編モノローグのような。どんどん引き込まれていく自分。今まで私が見てきている山本さんとはやはり違う。この人は舞台の人だ。もうほんとに“ブラボー”です。惚れ直しました。ポ。(でもね、舞台見る機会の少ない、そもそも来ない地方在住者にはもっとTV映画に出てほしいのよね。)

3人とも歌はさすがにすごい。背中がぞわぞわっとするほど。OriginalCastのCDでもとの歌は聞いていたが、やっぱりライブで聴くと違う。歌に酔うという事を実感。このCDも出してくれないかな。

共演の愛内里菜さん。いい意味で裏切られた。いつもばりばりの関西弁なのになまりがまったくなく、声いろいろ使い分けてるし・・・正直心配だった。あの甘いかわいい声のままだったらどうしようって。杞憂に終わった。演技だって減点ない。山本さんと踊って歌う場面、二人とも素敵でかわいくて(GreenGreenDress)、今思い出してもニコニコしてしまう。

Gary Adkinsさん。セリフがね、やっぱりね。ステージ映えするし歌はやっぱりさすがだし、演技だって申し分ないけど(セリフ間違えちゃったね)、ちょっと聞き取りにくくて残念。でも、終わってみれば小さいことで。山本さんのとっさのさりげないカバーがあって、それもまたモノローグのようで。改めて山本さんの“力”を確認。

千秋楽らしく、最後にはサプライズあり。

いや~、久しぶりのミュージカル(かの昔、劇団四季のウエストサイドストーリーで爆睡した私。今は押しも押されぬベテランの○○さんやら●●さんが新進で出ていたし、映画も大好きだったし、わくわくして見始めたのに・・・。以後、ミュージカルは見に行ってなかったワタクシです)。山本さんということもあるけど、そうでなくても良い舞台でした。堪能しました。来月横浜へも見に行ける。大楽じゃなくて残念だけど、2回目ということで落ち着いて違った角度からも見ることができるんじゃないかと、今から楽しみ。そしてそして来年も・・・。

※後ろはおばさま(たぶん年上)集団。始まるまでと休憩中ずっとおしゃべり。お知り合いもたくさんいらしてるようで挨拶いろいろ。何度か見に来てらっしゃる方々らしい。なんだか韓流ファンとダブる・・・。どうしても話が耳に入ってしまうのだけど、なんだかな。両隣は一人でこられた方。片方は同年代か上か。黒のシックなファッションでスッとしてらして素敵な方だった。ちょっと香水が強かったけど良いにおいだったので○。もう片方は年下で休憩中も静かにパンフ等見られていた方。こういう時って話しかけたい気もするし、でもうるさがられても・・・等々休憩中に一人悶々と。前は、まあ始まる前から客席をきょろきょろと、誰が来てるだのなんだのちょっとうざい方。

※開演前、舞台に山本さんがでてきてたりしていたんだけど、「山本さ~ん」と声かけるバ・・・いえ不心得な方々が。ライブじゃないし。ちょっと

有休とって、渋谷から田園都市線・・・昔は新玉川線だった。半蔵門線との相互乗り入れでたしか、二子玉川へつながって。田園都市線は大井町じゃなかった?渋谷駅で降りたときから「田園都市線」の文字が目に入ってきて、私の頭の上には???が出てたんじゃないかと思う。かって知ったるシンタマセ~ン♪だったのに、ない!え~?田園都市線?なんじゃこりゃ?渋谷なんて通ってなかったやん。え~と、じゃ半蔵門線は・・・???相互乗り入れで線路が延びて…あらあらまあまあ。東急でいいのね?いいのね?不安なまま切符を買い改札をとおった自分。キャロットタワーから出る時間もなく待ち歩きできなかったが、この地下鉄とキャロットタワーだけでももう浦島太郎状態で。いやもちろんできたこと知ってたし、首都高からも見ていたし。だけどねえ・・・世田谷線もこんなんなっちゃって。まわりの商店街はどうなったんだろう。ゆっくりまた来てみたい。