田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

150523 今年も手前味噌をつくる

2015年06月07日 09時56分27秒 | 愛・LOVE・友 

これを現地で熟成し、年末に送って頂く。味噌は、よく消費する人で年間10㎏と考え、私は20㎏を確保した。この味噌作りには、JA十日町の施設が借りられた。今、市販の味噌や醤油は「怪しい」大豆が使われていると思っている。怪しい大豆というのは、丸ごと大豆ではなく搾油した後の大豆かすや遺伝子組み換えの安い輸入大豆のこと。大豆は国産率が5%程度と聞くから、畑の大豆をそのまま原料に使う味噌と比べると、市販の味噌は品質が悪いし長期的に見て、人々の健康に障害を起こすかも知れない。もちろん市販品は酸化防止剤など添加物が加わる味噌など論外だ。

畑を借りて大豆を自分で作る、これに米コウジを合わせ、そして味噌にするという工程は半年以上かかる。どうしてもプロの助けが必要だ。毎年畑に旅行に出かけ、仲間と一緒にこの工程を共にするという楽しみが味噌作り体験で有り、造った味噌はすべて自家消費だ。

ご近所の皆様と私的に楽しんでいることの中には、コーラス、ミュージカルなどの音楽、英語サロンやトマト栽培など結構あるが、1年前からそれに味噌作りを加えた。新潟の農家と親しい関係があるので、そこの大豆とお米を使い、深い味を持つ越後味噌の秘法を開示して頂いて、皆で味噌作りに出かけようというイベントだ。毎年、山菜採りと温泉を加え、先方の農家さんにも仲間に入ってもらって、3時間ばかりを使って味噌作りの一部を共にする。

爽やかな高原の中に、私達の畑が区画され、そこにはトマトと大豆を植える畑が整備されている。先ず大豆を植えて、トマトを整枝する。こうしておけば、後は農家に世話を任し、収穫までお願いしてこちらに送ってもらえる。農作業に汗を搔き、温泉に浸かり、山菜料理を食し、夜は談論に過ごす。この贅沢なシステムを、わずかなお金で楽しむ。わずかなお金の意味は?実は行き帰りのバスが無料だということが第一だ。十日町市が、同市で農業体験をする人に特別に都内からバスを出してくれるからだ。これに便乗して、後は十日町の自然に身を委ねる。わずかなお金のもう一つの意味は、文字通りの無添加、丸ごと国産大豆、丸ごと国産米、手作りの三拍子で、無駄のない豊かな支出でスーパーの高級味噌の値段で済むことだから。かかった費用はほとんど農家の手取りに貢献するから、農家とも心が通じる。これがまた私の精神の糧にもなってくれる。、

 


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